仕事を終えたある日…。
「達也!」
「…どうした?珍しく俺をそう呼ぶなんて。」
「これから坂本と長野と一緒に新年会&あんさんの誕生日祝うから行くで!」
「…強制かい。」
仕方なくしげに付き合うととある店に着く。
「ここ?」
「おん。」
中に入ると…
「あっ…2人ともこっちこっち!」
「遅かったな。」
「ごめんなぁ。道が渋滞してたもんやから。」
「マサに長野、新年明けましておめでとう。」
「あっ…そっか。今年は今日が初めてだモンね。」
「今年もよろしくな。とりあえず座れよ。」
「おう…。」
そうして飲み物も注文して挨拶に入る。
「え〜っ…新年明けましておめでとうございます。」
「「おめでとうございます。」」
「昨年はお世話になりました。そして、今年も1年我々TOKIOとV6にとって良い1年であると共に山口の41歳の誕生日をお祝いさせて頂きます。」
「おめでとう。山口君。」
「おめでとな。」
「ありがとうございます。今年も1年お互いよろしくお願いします。というわけで…乾杯
」
「「乾杯!」」
グラスを手にして乾杯すると…携帯にはたくさんのメールが。
「いっぱい来たな…。長瀬にマツジュンに太一も来たし、枡君も来た。」
「…すごいね。」
「恐らく俺らの中で1番後輩の付き合いが多いよ。」
「…かもな。」
そう…俺は一応ジャニーズ内でサーフィンのサークルをやっていてマツジュンやタッキーなど後輩の絡みもある。
まぁ…最近は互いのスケジュールの都合上会えないことが多いが。
でも集まって飲み会するときは大体割り勘か俺がまとめて精算してしまうことが多いです。(注:実話)
そんなことは置いといて、飲んでいるとマサが酒を飲んでいないことに気付く。
「あれ?酒飲まないの?」
「…飲みたいけどさ、ハンドルキーパーしないとかなって。」
「…成る程。」
そうやって2人を見るとすでに酔いつぶれていた。
「長野の奴…2日酔いになっても知らねぇぞ?」
「…確実になりそうだな。酒弱いし。」
「「ZZZ…。」」
「でもさ…。」
「…なんだよ。」
「ありがとな。毎年こうやって祝ってくれて。」
「帰ったらきっと子供たちが『パパおめでと〜
』って言ってくれるんじゃないの?」
「いんや。仕事前に言われたから大丈夫。」
「そっか。」
「とりあえず…2人でも持ち帰りましょうか。」
「…だな。」
そうして今年は珍しくごたごたにならずに済んだとさ。
…終われ。