スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

特殊すぎるのもどうかと思うC

これで終了…。



笹山兵太夫
基本的にドS。団蔵と金吾をいじめて楽しんでる、女王様。
三治朗と仲良し。色々と、よからぬことを考えてる。
たまに、乱太郎から薬を貰って、団蔵と金吾を苦しませる。
でも、狙ってないけど、乱太郎もたまにかかる。

佐武虎若
通称「虎さん。」男前。かっこいい(ちょ
銃の腕前は天下一品。だけど実弾は危ないので、コルクとかにしている。
親は組長。まぁ、極道の人だが、基本的にいい人。警察とも仲が良かったりする。
若頭の照星さんに憧れている。



リクエストGET!

出張 つれづれなるままに の、高原 睦月様から、素敵な小説をいただいてしまいました!
まぁ、五年+藤内(&三年)と、いう、自分の欲望のために、ついついリクエストしてしまったんですが…。
予想よりはるかに上回り萌えさせていただきました!
追記からどうぞ!

続きを読む

えぬえっちけーは素晴らしい。

藤内首人形頭に抱えてて…やばい可愛い。
本当にご馳走様な回でした。
本当に藤内可愛いなぁ…てか綾部でかい…、それと、落とし穴ということを認めるんですか。タコつぼじゃないんですか。

うそ…だろ…。

ととととととととととと藤内が出たあぁぁぁ!?
え、いや、自分原作買ってないから、いや、うん、わかんなくて。
さ、ほういんか…作法委員会!!!!!

やまない、(次浦)


なんとなく書いた次浦小説。
文字崩壊、意味不明、そんなの気にしないで下さい(ちょ









今日も雨が降っていた。



雨はまだまだやむ気配なんてなくて、上から下へ続く細い線を眺める日々。
僕は、ただボーっとしながら、部屋から襖を開けてその様子を見ていた。
もう夕暮れ時だけど、空はまだまだ灰色のかかった雲が覆っていたから、あの熟した林檎のような太陽や、きらきらと草木を染める橙色の光も見ることができない。
一つため息をつくと、壁にもたれて。そのまま眼を瞑った。寝るきなんかない。だけど、このまま見てもしょうがなかったから。


そういえば、今日はあいつを見ていなかったなぁ…と、思い出す。
今頃どうしてるんだろうか…。そういえば富松があいつを探して走り回ってたなぁ…。
そのときの富松の様子を思い出し、顔から笑みがこぼれた。
(いつも、いつも、あいつは人にばかり迷惑かけて…その癖気付いてやしないんだから。)
多分どこかでまた迷子になってる級友の姿を頭の中で描いてみる。そういえば今は雨だった。外に出てなければいいんだけど…。と不安になる。そんな自分を自嘲してみる。だめだ、まだ不安だ。そんなだから数馬に「心配性なんだから。」と笑われるんだ。

ゆっくり眼を開けた。このままだったら、さまざまな想像が僕の頭の中で飛び交って、色んな不安がないまぜになって、ぐちゃぐちゃになって、また、胸のどこかが、潰されていくような感覚が、深いどこかで起こるような感じがした。
いつもそうだ。あいつの顔を一日中見れないとき、そうなるんだ。
自分の中で起こってるそれに、いつも気付かないようにしていた。あいつが僕に笑いかけるたびに、奥深くで、湧き上がってくる暖かいものと、それと一緒に、感じる痛みを、気のせいだと否定して。

ふっと、考える。もし、あいつが、死んだらどうしよう、と。このまま戻ってこなかったり、したら。

忍者の世界では、覚悟しないといけないことだ、けれど、もしあいつが、しんだら?
他の奴らは、きっと泣くだろう。いくら、あいつが方向音痴でも、三年間一緒に笑いあった、というのに変わりはないのだから。
じゃぁ、僕は?泣くのか?
自分に問いかけてみる、けれど、答えは、「否」
泣いてなんかやるもんか。あいつのためになんか、泣いてやらない。
けど、きっと忘れもしないだろう。あいつの、こと、は。

体が段々冷たくなっていくのを感じた。ずんずんと湧き上がっていく、鋭くとがった針のようなものが突き刺さるような痛みもする。

畜生。なに考えてんだよ。こんなこと考えるのは、富松だけで十分だ。

きつく袴を握り締める。皺になるかも知れない、けど、気にする余裕もなかった。
そんだけ、僕の頭はアイツに占領されてるってことで。 それを認めたくなくても、事実なのだ。
こんなの、僕らしくないのに。



もう夕方の時間だから、食堂に行こうかと、腰を上げようとしたとき、その時、響いた、土を踏みしめる音が。ゆっくりと、こっちに近づいてくるのを。
頭の中が、一瞬真っ白になった。そして、それから、色鮮やかに、鮮明に、写っていく。


「とーない。」

僕が聞きたかった声と共に、ふわっと包む泥の香り。次に感じた温もり。後ろから聞こえる、あいつの声。体全体が濡れているようで、背中が湿っぽい。けれど、それらは、あいつが、居る証で。
ぎゅっと、後ろから、僕の体全体を抱きしめられた。くそ、こんなに大きくなりやがって。

「あいたかった、」

僕の体を抱きしめる力が強くなる。なんだよ、勝手に迷子になったくせに。いまさらだよ。だけど、そんな悪態をつく言葉も出ない。だって、あいつが、必死に僕にすがり付いてくるから。

「体…洗え。風邪引くぞ…。」
「やだ。」

やっとでた言葉を、一瞬で否定される。なんだよ。心配してやってんのに。
でも、これ以上の言葉を、口に出せない。(いつもなら、もっと、いえるのに、)

「俺、嫌な夢みた。」
「嫌な夢?」

「洞窟を見つけて、雨宿りしてたんだ。そしたら、ついうたた寝しちゃって…、そのときに嫌な夢見たんだよ。とーないが、死ぬ、夢」

心臓が大きな音を立ててなった気がした。
だってさっき俺が考えてたことだったから。
(じゃあ、お前は、もし、)

「悪ぃ、俺風呂行くわ!」
急に体を上げて勢いよく走り出した。だけど、風呂とは逆方向。でも、そっちじゃない、といおうとしたけど、声が出なかった。
まぁ、富松が見つけてくれるだろう、と、思いそのまま横たわる。
これ以上、動きたくはなかった。
背中はまだ湿っていて、今もまだ、泥の香りが鼻をくすぐる。

眼を閉じ、左腕を瞼にあてた。もう、疲れたんだ。
さっきまで、こんなにも不安だったのに、あいつの姿を見ただけで、もう。
こんなに単純なのか、僕の身体って。


「洞窟を見つけて、雨宿りしてたんだ。そしたら、ついうたた寝しちゃって…、そのときに嫌な夢見たんだよ。とーないが、死ぬ、夢」


「馬鹿野郎…。」



僕は、お前のためになんか、泣いてやらない。だけど。

(もし、僕が死んだら、お前は、)


泣いてくれますか?


前の記事へ 次の記事へ