足元に広がる空と
頭上に迫りくる地上。

じきに墜落する。




貴方と会ってきた。
とても心地良くて、もう
全部が夢みたいに思えた。


影のように忍び寄る憂鬱も
そこまではやって来られない。


私はきっと貴方に護られている。

なんて情けないのだろう。
貴方から離れた途端に
みるみる沈んでいく私。


ここから抜け出さねば。
そう思う一方で、だんだん
崩れていくのが分かる。


でも体勢を立て直す方法が
分からない。

なんとかしなければ。