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きらいきらい

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今日、髪を切りました。
肩より少し長かったのを、ばっさり耳が出るくらいまで。

昨日のよる、気が付いたらハサミを持って、ざっくばらんになった髪型の自分が視界に入った。

何があったのか覚えてない。

そこにあったのは、散らばった自分の髪と少しの血。
近くには半泣きになってた母親と無言で突っ立てる兄。

本当に何があったの?

24時間経った今でも、何があったのか思い出せない。

ただ胸には誰かに対する嫌悪感。





どうしよう。

Mが気に入ってくれてたのに…


『亜流の髪気持ちいいから好き』って

『長い髪、亜流に似合ってるよ』って

『絶対に髪切る時は相談しろよ。絶対止めるから』って

Mが言ってくれてたのに…



切っちゃた









ごめんなさい。

今日。

今日の日記。
今日は初めてMに1日中メールしなかった。
少しは寂しがってくれてんのかな?

今日、バイトが1日中入ってた。なのに、病院から呼び出しくらったせいで途中で帰宅。

医者いわく、この長期休暇で実験的に何も覚えないようにしよう。だって…
なんか、僕の記憶のキャパシティはもう変更できないらしいから、それを極力長持ちさせることを目標にするんだって。

丁寧に断りました。

だって、この夏休みはMといっぱい遊ぶって約束したんだから。

たとえ消えてしまう記憶だからといっても
今の僕にはかけがえのない時間なんだから。



そして今日知った悲しい事実。






僕にはおばあちゃんがいた。
僕が中1の時に亡くなったって…
僕は初めて知った。
おばあちゃんがいただなんて。

今日が命日なんだって。
なんか変な感じ。
会ったことも、喋ったこともなかった人の命日を過ごすなんて。

でも、母親曰く僕はおばあちゃんっ子だったんだって。

知らないよ
そんなこと。

どんな言葉を並べてもやっぱり他人事にかんじてしまう…



ごめんなさい
おばあちゃん

なれそめ◎のろけ注意

僕とMが出会ったのは高校に入ってから…
初めてあったときのことは知らないけど、今の僕とMはすっごく仲の良い友達。
授業中だって、放課中だってずっと一緒にいる。

卒業したらMは東京の専門学校に、僕は東京芸大に行きたいから、一緒に住もう!なんて、冗談で喋ってる。
Mは冗談って思ってるかもしれないけど、僕は結構本気だったり…
まぁ、Mは友達としてそう言ってるだけなんだろうけど…

Mは本当に家のこと何にもできなくて、まだ三年後のことなのに、僕に作って欲しい料理のリストを渡してくる。
本当にMは馬鹿だよ。
僕が下心ありで側にいるなんて考えてもいない。

そこが可愛いんだけど。
Mのためならなんでもできる気がしてしまう…なんてガキの発想なんだろうけど。

はじめに

はじめに、僕のことを書こうと思う。
僕の名前は亜流。もちろんハンドルネーム。
歳は16。
性別は女。
愛知県に住んでる高校生。
好きなものは読書と料理。
嫌いなものは勉強。

そんな僕は今同じクラスのMちゃんに片想い中。
いわゆる、同性愛者。
気持ち悪がられてもしょうがない。
気にしてないから。
彼女がすきなんだから。
でも、誰にも言えないから、ここを見た人は何も言わず、見守っていてください。

そして、僕には欠陥がある。
それは、記憶力。
僕は母親の胎内にいるときに脳を傷つけたせいで、記憶力に障害が残ったらしい。
僕の記憶は3ヶ月しかもたない。
何を基準に3ヶ月としているのか、残念なことに僕は知らない。
でも、僕の脳の容量が3ヶ月でいっぱいになるみたいだ。
容量がいっぱいになると、古いことから忘れていく。それが僕にわかっていること。

だから、僕には過去がない。
だから、僕には全てが新しい。



でも、希望はない。



まぁ、そんな感じ。



ここには、そんな僕が日常を忘れないように書く日記とMとの大切な時間を書いていくつもりです。


よろしくお願いします。
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