人魚のお姫様

わたしの素直な気持ちを、少しだけ。

吐き出せる場所が、此処しかないのよ。

あーもー、好きだー！！！

そう、叫んでしまいたくなるわね。
ヤバいです、わたし。

あの人は、とっても優しくて、わたしを包んでくれるの。わたしを、これでもかってくらい、甘やかしてくれるの。諭してくれるの。甘えてくれるの。

だいすきよ。本当に、だいすきなの。

思いの外、早く時間が空いた。と言うことで、旅行することになったの。
近場だから白浜か京都か有馬か…っていう選択肢だったの。
どうするか迷って、白浜へ。　

ドキドキしたわ。

だって、お泊まりの予定では居たのだけれど、まさかプチ旅行になるなんて、思わなかったんだもの。

ふふ。
でも、こういうのも嫌いじゃないのよね、わたし。

わくわく、するじゃない。
とっても、嬉しいわ。

内風呂に露天風呂が付いたお部屋がちゃんと空いてたみたいなの。
だから、今からそこへ行くわ。

本当に、こんな幸せでいいのかしら？

だいすきよ。

週末なんて、早く過ぎればいいのよ。
あの人に会えない時間なんて、要らないわ。

だけど…。

逢ってる間は、もっとゆっくり時間を過ごさせて…
そう思ってしまうわ。

だめね、わたし。

そして今から、わたしの大切なかわいいひとと逢瀬なの。
ふふ。切ないほどに胸が高鳴るわ。

今日会える。あと、少し…。あと、少しで、愛しい人に逢える。

そう思うと、お仕事も頑張れるのよね。
不思議ね。

ふふ。

月曜日にも、ほんの少しだけだけど、逢えたのよ。
それだけでも、嬉しかったの。

だけど。
今日は、１日一緒に居られるの。
本当に嬉しいわ。

早く、来ないかな…。