前サイトより再録

▼同棲お題10▼[無限ノート]




「官兵衛殿ー。(愛しそうにサボテン見つめながら水あげてる所悪いけど、)まだお家出ないの?」

「本日の授業は2限目からだ。急いで向かう必要もない」

「なんだ、そっか。んじゃ、しょうがないね。先に行ってるよ。」

「ああ。気をつけて行くがいい」

「了ー解。あ、そうだ官兵衛殿ー。」

「何だ」

「んー。(目閉じる)」

「……目やにでも付いているのか(じろじろ)」

「違うーッ!!(叫)」

「?何が違うのだ」

「ちょっと…!今のは全国の恋する乙女達に失礼だよ!謝って官兵衛殿!」

「…何故私が謝らねばならぬ。第一に卿は乙女ではないだろう。ただのおとk

「あのね、官兵衛殿。乙女ってのは心的表象って意味でであってね、そんな物質的な事じゃなくてだね、官兵衛殿、分かる?(うんたらかんたら)」

「…で、卿は何が言いたい。」

「あ、そーだった。あのね!行ってらっしゃいのさ、キスしてよ官兵衛殿(唇ツンツン)」

「…門前でその様な卑猥な行為はできぬ」

「門前はダメ?なら玄関から遠く離れたらいい?これくらい?(10m離れる)」

「卿の理解力のなさにはほとほと呆れる。」

「もー官兵衛殿こそ相変わらず頭固いんだから!毎日してるんだから別にいいじゃん!たまには官兵衛殿からして欲しいよ!」

「それは卿が勝手にしている行為であろう。」

「やだー!してして!
(駄々っ子)」

「ならぬ」

「やだー!」

「地団駄を踏んでも同じ事だ」

「…むむ
(頬ぷぅ)」

「………」

「じゃあ俺、大学行ーっかない。(ふーんだ)」

「…。何を血迷った事を言っている」

「だって充電なかったら動けないもん」

「卿は黒板クリーナーか。」

「…うん、その例えは俺には理解できないけどそういう事にしといてあげる(官兵衛殿の冗談って本当笑えないんだよね)」

「…はぁ。」

「……」

「…接吻すれば良いのだな」

「うん!(最上級笑顔)」


 チュッ


「えーほっぺ?」

「…不服ならばもう知らぬ」

「うそうそ!それじゃーお礼ね!」


 チュー


「よおし!充電完了!行ってきまーす!(気分爽快)」

「ああ」


バタン


「…(案外、私も充電式なのかもしれぬな)」








手直しました。そして黒板クリーナーって充電式なのかな←