不安定なのは私だけじゃない。むしろ関係のみかも。私は安定しているような気がするから、断言も公言もできないけどね。
欲しいなら、求めていただきたい。いつまでもここにいると思われたら困る。極めつけの秋の空だよ、私なんて。夢を見ているのかなあ。
ひと駅二分の間に、どうでもいいことを延々と考えては、文字にしたりしなかったりする。実力不足を嘆いたところでどうせ私は他人になんてなれっこないから、とっくに諦めたんだ。解け合いたい誰かを見つけられたなら、それは素敵なことだよね。
いま、名画座にいこうか迷っている。
県外逃亡中。本日快晴なり。右は海、左は空。きれいだなあ。
やり切れなくなったらさ、たまにはこういうのもいいよね。逃亡にはいささか目立ち過ぎるドレスを装備しているが、そんなの気にしなくていいんじゃない。ダークメルヘンロリータってやつだ、そういえば金髪やめてピンクにした。きらきら。
人と同じが嫌いなわけでも、ビジュアル系がすきなわけでも、目立ちたいわけでも、ないけど、わたしは好きだと思ったものには迷わず手を伸ばすよ。
黄緑色のいくせんの眼球が、わたしを見つめる。そんな朝。
金魚が金魚を食べたのね。水槽の中で
半分になっていたの。どうしようもなかった。なます地獄に落ちればいいのかなあ。
夢見がわるくて、泣きながら目覚めたり。生きる調子がわるかったり。どうにでもなれよー。
わたしさ、子どもは絶対に産まないんだ。だって子どもが子どもを育てるなんて無理でしょう。わかってるから、かわいそうだから、産まない。きっと子どもも、水槽の中で半分になってしまう。
ぜんぶ終わらせた。彼しか見られない状況を自分で作り出した。待てるかも、待っててくれるかも分からないのに。私も成長したんだなあ。
それだけ愛しいんだとしたら、総じてわたしの
負けである。あー、惹かれるってくやしい。空気感に惹かれたらおわりだ。まだ待てる。
でも、これ以上待たせたら地獄見せる。