話題:詩


季節を幾度 越えようとも
此の想いは今もまだ
貴方の傍に 御座います。


恥ずかしく 蕾のままだった私
振り向いて呉れるならと
ゆっくり花 開いたのに…。


去っていく後ろ姿が 未だ
瞼から離れようとは致しません
夢描いて深く色付く花弁
誰かに 摘まれてしまいそうです。



時がどんなに 過ぎようとも
この想いは此れからも
貴方の方 向いておりす


散って逝く隣の花を 横目で
見ながら次は私と 感じてます
待ち焦がれて くすみ褪せてく花弁
もう摘まれる前に 枯れそうです。


朽ちて逝く前の花 見送り泣きながら
すぐに私 後を追います
待ち草臥れ 萎れ倒れる…。


恥ずかしく 蕾のままだった私
振り向いて呉れるならと
ゆっくり花 開いたのに…。






好きな人に見られる前に
枯れてしまった