話題:思うこと。



心が なにかに 
囚われるとき

何も見えないし
考えられないし

堂々巡りをする心を
もてあます


視野を広く持って
冷静に と
どこからか声がする


そこで われに返ることが
出来るのは 
囚われではない


囚われの心は
抵抗力も無くなり
どうにでもなれと
投げ出したくなる


理路整然と
説明の付く心を
もっていたいと
思う もう一人の
わたしと仲良くしたい



けれども 気づいたら
ときめく心は置いてきぼり

気づいたら
燃える思いを置いてきていた

気づいたら
あなたの背後の 
ちいさな空間に
わたしは 私を
置き忘れている。


無意識に わたしを脱ぎ捨てて
置いてきてしまったようで。

瞬間の視点でばかり
生きようとする

過去も 今も 未来も
瞬間の熱い息吹だけに
囚われて 

少しずつ大切なものを
なくしながら 
生きている

だから 新しいことを 考え始めようとする


けれど それも
他のことが疎かになり
何も 手に付かなくなる


新しい 思いに辿りつくと
その思いが 風船のように
頭の中で膨らんで
しばらくは 大方の思考が
その周辺で 堂々巡り


本当に大切なことなのか
わたしにとって 善か 悪か

答えが出ないときは
何日でも そのことばかりを
思いつめてしまう。 


ちょっとしたきっかけで
その思いから離れられるのに
その きっかけが しばらく
訪れない事もある。


友人の訃報をきいた夜

自分におこるかもしれない
アクシデントを想像して

胸の中の哀しみが
膨らんだまま
眠れない夜が続く

友人のことを思っているのか
自分に置き換えて 
恐れ悲しんでいるのか


その思いにとらわれて
抜け出せない

当分は。。。