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我慢出来ずに書きました。

『万事屋』で【時計】【座る】Part2





気が付けば万/事屋で寝ていた。軋む身体を無理矢理動かして座れば、途端に腰の辺りが痛む。ぼうっと外を見れば夜だと告げていて、時計へと目を移せば真夜中を指している。気配はあるが姿を見せない男に違和感を覚え、居間へ行こうと思うのにも身体が動かない。そこで土/方は路地裏で倒れた事を思い出した
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『万事屋』で【時計】【座る】


重く怠い身体を動かし、上半身を起こして、布団に座った。ぼうっと部屋を見渡せば、壁にある時計が目に留まり、薄暗い中目を凝らせば針が示すのはまだ真夜中といって差し支えない時間だ。いつもなら寝ている筈の男が、外を見ている。そういえば今日は雨だったと、思ったより身体が冷えた男を抱きしめた

『旅館』で【胃痛】【はだける】


いつ振りの連休かと驚いた。訳を聞けば無理矢理休まされたそうで、それを利用して知り合いの旅館に来ていた。夕食を食べ、食休みとゆっくりしていたら、いきなり土方が胃が痛いと言ってきた。恐らく仕事のストレスか何かだろう。後ろから抱き着き着流しをはだけさせ、胃の辺りを労るように優しく撫でた











おだいったー、難しい

『非常階段』で【カメラ】【やがて】

あるボロアパートの非常階段。監視カメラが静かに作動する空間に、くぐもった嗚咽とぶつけ合う音、水濡れの音が響いていた。もう始まって数時間。このまま耐えていれば、やがて陽が昇ってくる。すればこの狂った行為も終わりを告げるだろうと、期待するしかない。だって今日は、久々の非番なのだから。
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『プール』で【本】【吸い付く】

市営のプールに来ていた。勿論臨時のバイトで。夏の陽射しがガンガンに降り注ぐ中、プールサイドのパラソルの下で黙々と本を読む、見たことのある白い肢体が目に付いた。プール休憩の巡回中、そこに真っ先に向かえば居たのは案の定思い人で、投げ出されたそれを、吸い付く様に凝視した。
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