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Living Dying Message
2024-5-12 08:02
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2011-4-15 16:21
『時計』
狂おしい気持ちのこの行方は分からず
果てしない夢への切符はまだ見つからない
秘めたる想いは報われる事は無い
高まる心音は速まるばかりで止まらない
時計の針が憎たらしいわ
だって貴方と共有する時間を
少しずつ削って
会えない時間も刻むのだもの
一秒 また一秒
愛しい貴方との時間
タブーな衝動が
視界を赤く染め上げた
遊園地のメリーゴーランド
みたいな 白馬で
私を連れ去ってよ
こみ上げる熱情 冷えていく温度が
描いていくのは悲しい涙の少女
産み落とした悪魔が瞳に映っている
それでも時計の針は静かに時を進む
2011-4-10 04:40
『池袋北口』
ネオンの光に吸い込まれていく
それは確信に近付いて笑っている
空はやけによどんでいて
貴方の顔もろくに見えないの
夢中に手をひかれてたどり着いたのは
不安ばかりが飛び交う場所で
不意に口を塞がれても
貴方の顔は分からない
別の世界に引きずり込まれて
ずっとずっとナいていたの
募る気持ちは置き去りにして
悲しいメロディーを口ずさんだ
やがて嘘も真になっていく
震える身体をすくい上げて
悪魔のように笑った貴方
初めて貴方が見えた気がした
不安が耐えない私についた
貴方の嘘が錆び付いて
何よりも冷たい視線が痛くて
心臓が凍りついた気がした
2011-4-7 21:11
『Suger』
手を振る音がする
夏が残る秋の日だった
君に伝える言葉と共に
雨が大地を叩きつける
柔らかい貴女は無機質で
現実は下を向いているまま
黒の行列が蟻のようで
白い貴女は角砂糖
笑えぬ冗談を言いながら
訳も無く歩き続けて
コーヒーに入れた角砂糖は
淡く溶けて消えた
2011-4-6 00:27
『Voice』(過去)
明かりも灯さないまま
綴る記憶の扉
雑音の嵐に飲まれそうになって
怖くて強張る叫び声
全て私が生み出したもの
永遠に消えてはくれない
噎返る身体を起こし
赤く染まったハンカチを鞄に詰める
ほつれた糸のように
消えゆく人々を眺めていた
終わりを告げる針が近付くにつれ
早まる脈は止まってくれない
頭の中で流れる旋律に身を任せ
仮面を被る
汚らわしくも綺麗に
着飾った古びた嘘を胸に抱き
ノックの音が大きくなっていく
早まる心音がいまわしい
誰かの為の自分はとっくに買われて
心が磨り減った人の形をした
人形へと成り下がる
私は笑う仮面をつけて笑ってみた
誰もが幸せになる嘘などない
嘘をつくたび 身体が薄く消え空気になる
そんな人を見て人々は拍手をする
そんな人を見て私は嗚咽する
2011-4-6 00:19
『Moon』(過去)
赤いカーテンが私の髪を撫でる
胸に抱いたこの気持ちは
消える事のないまま
深い灯となって今を照らす
人々が寝静まり静寂の中
私の心音は高まるばかりで
高らかに胸を踊らせている
嗚呼、何故なのかしら?
魔法のほうきで今すぐにでも
あなたに逢いに行きたいわ
この距離がもどかしすぎて
涙が出そうなの
闇の中で1人私はあなたを想い
抜け出せない迷路へと入り込む
三日月が何故三日月なのかわかる?
それは私が食べちゃったからよ
魔法のほうきで空を飛んでいたら
美味しそうな兎もいたから
ステーキにして食べちゃったわ
私がこの世から消えると同時に
兎は蘇り、私は消える
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