本日のケータイ小説に関する論評は!
私が特に好んで読み漁るカテゴリー。

言語の芸術すなわちBUNGAKU

と、いっても。
詩歌から随筆まで、辞書的には文章作品そのものを文学と呼びます、が。
個人的にケータイ小説における文学とは、紙媒体のような内容も文体もしっかりした作品だと思っている私です(・∀・)

そんなわけで。
700点近いmobile space bookの文学カテゴリーにて、私が好んで読む作品は活字いっぱい☆夢いっぱい☆なものばかり。

今宵、御紹介致します10作品もそんな傾向が見られたり見られなかったり←
なので、活字地獄は…とゆー方には不向きな論評かもしれません(´・ω・`)

つまらなかったらごッめーん★
(昔の少女漫画に登場するドジッ子風)

文学

怒れるニヒリスト(10点)←オススメ!
たいへん面白くて、何度も何度も読ませていただいています。三章あたりから急激に引き込まれ、文章と思惟の間でつい時間の経過を忘れてしまう作品でした。理不尽を受け入れる勇気も頑なな偏見も持ち合わせていない私です。ゆえに社会に溶け込むのは容易ではありません。が。案外、今の社会にはこういう輩が多いかもしれません。長くなりましたが、思考を楽しめる素晴らしい作品です。ありがとうございました。

とにもかくにも。
画面が活字にまみれます(爆)

上下左右どこもかしこも活字だらけで、得手不得手が顕著に現れる作品。
個人的にはかなり好きです(´^ω^`)


雨猫ワルツ(9点)
猫ゆえに阻止できなかった末路。題名に見覚えがあると思ったら数年前に読ませていただいた上、別アカでレビューもしていました。すっかり忘れていました/(^O^)\いやはや。しかしながら良作は色褪せることがありません。改めて良作をありがとうございました。

この上なく、憂鬱で、滑稽なこの世界。(8点)
良作です。誰もが当たり前に感じ得る日常の憂鬱というものを端的に表現できています。ただし、文字の中央寄せは文章が見づらくなるだけですので、差し障りがなければ直した方が良いと思います。

完璧主義者(8点)
良作です。ルター曰く「死は人生の終末ではない、生涯の完成である」──すなわち、死に方までもがその人の価値を判断する材料になるのだそうです。この作品を読んで、死に方にこだわりを見せたるるこさんは最期まで完璧主義に囚われていたように感じました。無意識であったにしろ皮肉ですね。

今、死んでる最中です。(8点)
死を経験した者が誰一人としていないからこそ人間は死を恐怖し、死後の世界に関心を抱き、故に死生観は個々人によって異なります。私個人の嗜好ですが、こういう他者の死生観を覗くような作品は頗る好きです。しかし、会話主軸とはいえ台本書きはいただけません。文学と銘打つのであれば尚更、誰の発言かは地の文で表現した方が良いかと。お疲れ様でした。

しかし、得てして、例外なく世界はそういうものだと思うのです。(8点)
良作です。敬体(ですます口調の文体)は書き手の文章力が如実に表れてしまい、また、読み手に単調で稚拙な印象を与えがちな文体です。若干単調気味ではあるものの、作文のような拙さは見受けられず、それなりに文章力を持った方が書いた作品のように感じました。内容に関しては賛否両論あって当然です。こういう人間の本質について述べる哲学的作品は、個々人の考え方によってまったく異なった捉え方が為されます。個人的には悪くないと思います、例外はあると思いますが。長くなりましたが良作をありがとうございました。

確かに賛否両論がなされる作品ではあるのですが、「一生そんな馬鹿げた価値観を背負って生きていきなよ、ここまで堕ちてるともう救いようないわ。0点」というレビューには引きました(゚Д゚|||)
え、何キレてんの?みたいなww

でもきっと、この作品に反感を覚える方はどちらかと言えば性善説を支持するような心優しい人種で。
私のような性悪説支持者と同じ欺瞞に満ちた狡猾な生き方はしないし、他人の悪口も決して言わないのでしょう。いやあ、凄いなあ。


しかし、得てして、例外なく世界がそういうものなら。(7点)
前作『しかし、得てして、例外なく世界はそういうものだと思うのです。』で「私」として世界を諦観していたサチさんの人生観が今作で著しく変化したように思いました。彼女にとって衝撃的な出来事が起こったとはいえ、いきなり平凡な女の子に傾いてしまったのは些か残念です。文章表現に関しては、安定した口語体の文章です。が。比喩表現がやや陳腐に感じました。お疲れ様でした。

ぶっちゃけ。
周囲の反応で持論を曲げた感(´・ω・`)

HAPPY ENDが嫌いなわけじゃないけど、この作品は性悪説支持であって欲しかったです。残念。


自殺説明書の残りを埋める(7点)
持て余した語彙の羅列というような感じ。確たる文章力を持っている反面、一文にしては頗る長い箇所がいくつか見受けられました。物語としてはまだ序幕のようなので内容には触れません。がんばってください。

ぶっちゃけ。
俺って超cleverじゃね?と思っている人間が、とりあえず知っている言葉を並べたような作品。
活字いっぱい☆だけど正直つまらん。

確かに序幕ではあるものの、それにしても内容がないよう/(^O^)\


poem(5点)
単調、とにかくこれに尽きます。故意に背景や心情の描写を減らしているのか否かは存じ上げませんが、それにしても単調です。文学作品にありがちな文体ではあるものの、ほとんど抑揚がない文章というものは読めません。文字を目でなぞるだけです。それなりに読書をしている人間が執筆してみた、という感じを受けました。辛辣な批評で気分を害されたらごめんなさい。がんばってください。

とにもかくにも。
日本を謗って謗って謗りまくる作品。

日本に対して並々ならぬ怨恨があるのか、アナーキスト(無政府主義者)に憧れているのか…。
そんなことよか頭悪そうwwという印象を受ける作品。


隔離村(4点)
興味深い題材で今後の展開を楽しみにしていただけに、伏線を回収せずに完結されたのは残念でした。作品を投稿・公開するにあたって推敲が不十分だったと判断せざるを得ませんし、誤字もありましたので御時間があれば確認してみてください。また、記事内部でのリンクは規約にて禁じられています。辛辣な批評で気分を害されたらごめんなさい。お疲れ様でした。

Re:リンクがあるのは小説完結後のページです」と仰ってましたが、私が指してるのは1章の末頁にある同じ旨の頁。物語をぶった切るようにして自己作品の宣伝頁が差し込まれてるのに…気付いてないの?てか、何で気付かないの?

それから。
跋文、紹介文、タグ。いろんなところに「駄作」って書いてあるけど、あまりにしつこくてもはや批判されないように予防線引いているみたい。
私は空気読まずに批判したけど←

だって。跋文くらいに反省の意を込めて駄作だと記すのはわかるけど、紹介文にまで書く理由は何?
やっぱり。批判されない為の対策とか、「そんなことないですよぉ」って褒められる為のハードルを下げる措置でしょ?

そういう根性が気に入らねえ。


ではでは。
体調不良と読書等の文芸活動でボッチに拍車が掛かるAkashiでした(^O^)/


 休日?ナニソレ、オイシイノ(^p^)?