君と私の、最後の恋

すぐ不安になりがちなタイプの人間はネット恋愛に向いてないなぁ……と、心底痛感した恋だった。

なんて、彼とのお付き合いが終わったつもりでいたから更新しないでいたし、購読して下さっている方々も「あぁ、更新しないってことは別れたかな」って思っていたかもしれないんだけども。先ほど復縁？した？……かもしれない(自分でも曖昧)。

前の記事で私が言っていた提案。

「初めて会った日はSEXしない」

普通に真面目な恋愛をしていたら当たり前だとは思うんだけど、ネット恋愛って、会ったこともないのに変な盛り上がり方になって、会って即ホテル行き……なんてことも少なくない。お恥ずかしながら「体目当てじゃないから大丈夫！」という言葉を鵜呑みにしてデートして速攻ホテルに引きずり込まれた経験が何度かある。

「最初は体目当てだったけど、今は本気で好き。だから信じてほしい」と語る彼。「大好きだけど、100％信じるのは無理」な私。それなら、とりあえず初回のデートを普通に楽しんでみたらいいかなって。そしたら、彼の気持ちを信じられる気がした。単純にSEX目当てなら、万単位の出費をしてまで会いに来るより身近な人を新しく探して近付く方が断然早い。

彼は一応は快諾した……かと思いきや「えっちなことしようとしたら止めてね」って。いやいやいや、私に止めさせようとするんじゃなく、そこは自分の意志で我慢しなさいよ。もうどこまで信用していいのかわかんないわ。

この提案でのやり取りにもやっとしたままだらだら会話継続。ほとんどの返信が数時間後。下手したら翌日。不信感ばかりが積もり積もっていく。で、連絡が遅い理由を聞いたら「仕事が忙しい」とのこと。更には「2月はあまり話せない」と。

――ここで、何故だか私の中の「信じる」気持ちがぷっつりと切れてしまった。

「2月以降はどうなるの？」
「どうしてそこまで忙しいの？」
「本当に仕事なの？」

いったん疑いだすとキリが無くて、不安に押し潰されて暇さえあれば泣いてた。どうせ仕事だなんて嘘で、私の提案が不満だったんだろうなって。もう信じる気力なんてどこにもない。

そういう状態になってしまったため、彼と繋がっている垢はログアウトしてスマホに通知が来ないようにして、彼のことは忘れようと思った。それが、前の記事から数日後のこと。そこから今夜まさかの復縁に繋がったんだけれども、長くなったし泣きすぎて目が痛いし睡魔も限界だから、続きは起きたら書こうかな。

別れ話からの、復縁話からの、「実はえっち目当てだった」という彼からの告白からの、「実は100％信じていたわけではなかった」という私からの告白。ここ数日で本当にどれだけ泣いたかわからない。

最初のブログ記事を書いた後あたりに写メを求められてから、何となく「彼も今までの人達と同じなのかな」っていう不安はあった。不安はあったけど、それでも大好きだから信じたくて。その不安からだけは目を反らし続けてた。

今は、私から1つの提案をしたところ。もしその提案を彼が蔑ろにするならば、私はこの恋心を捨てなくちゃいけないと思う。ここ数日は1回ごとの連絡の返事に2〜6時間は待たなきゃいけないし、彼は今日も遅くまで仕事だろうから、進展があるのは日付が変わってからかな。

ああ、もう、逃げ出したいくらい辛いのに、その辛さ以上に彼のことを好きなんだから悔しい。