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眠り姫と限界領域

「ねえ、そろそろ、限界みたいだよ」

既に日常の一部となった道順を歩いていると、白衣のポニーテールの男に、すれちがい様、囁かれた。

グラハムはぴたりと足を止めて、後ろを振り返る。廊下を闊歩する、見慣れた背中が見えた。
その背中の主は、背を向けたままひらりと手を振り、廊下を曲がって消える。

お節介というか、何というか。

グラハムが少し苦笑していると、不意に軍服の胸ポケットが震えた。軍で支給されている携帯端末だ。

主に作戦やシフトの詳細や、変更があった場合に使われる。
主に、受信が専門。(演習などでの送受信可能なの通信用端末は別個にある。)
つまりは、末端の兵士と違い、ある程度自由が許されているグラハムにとって、その端末の使用頻度は限りなく低い。
うっかりしてバッテリーが切れているなんて、よくあることだし、それで困ったこともない。


情報の発信には、軍のお偉いさんの許可とIDが必要。
その端末が、今、鳴っている。しかも、こんなに長い間鳴っているということが示すのは、録音通信ではないと言うこと。つまりは、緊急、もしくは。

「……そろそろどころか、もう、じゃないか」

苦々しげに、その端末を見つめながら、グラハムは、取り合えず人目につかない場所に移動し、端末の画面に目を向けた。
画面には、現状を知らない、懲り固まった考えを抱えた地位ばかりは高い老人の名前。

グラハムは軍服の襟を正し、片手で敬礼をすると端末の受信ボタンを押した。


取り合えずは、今の自分に出来ることを。







「あれ、上級大慰。遅かったですね」

もう、彼は眠っちゃいましたよ、と白衣の青年は、入ってきたグラハムを見て言った。
最初は、グラハムと対面する度にかちこちに緊張していた青年だが、今では慣れたのか、笑顔で対応出来るようになっていた。

「そうか……知らせに来たんだけどね」

そう言うグラハムの顔色は、少し青い。

「あの患者さんのことですか?」

青年は、心配そうにグラハムに尋ねる。
そんな青年に、グラハムは少し弱々しく、困ったように笑って頷いた。

「どうかしたんですか? もし、迷惑で無ければ……。彼は、僕が初めて担当した方で」

目で青年は、教えてくれ、とグラハムに訴える。

「君は、新採なのか?」

「あ、はい。先日、配属されたばかりで……。あの、それで、彼は……?」

必死そうな彼の様子に、グラハムは意を決したように口を開いた。

「日程が、決まったんだ。私には、もう、どうしよもない」

グラハムの言葉に、青年は顔をこわばらせ、大きく目を開いた。

「日程って、尋問の方のですか?」

「ああ。もう、傷は殆ど癒えているし、他に先伸ばしにする理由が無いんだ」

グラハムは、目を伏せながら、何かを堪えるように言った。

白衣の青年の顔は、こわばったままだった。


……………………
ユニオン軍の構造とか、設定、好き勝手にし過ぎですね。

レス


種、00へのアンチ発言多めです。





私も快は〜な方

同士様!
そして、何より、快右側肯定意見より、うんうん、となったのは、兄貴のせりふと今後のダブルお

確かに、ロクの焦れるぜとか、おやっさんとか、なんだかセンスがおかしいというか、古くさいってのは、私も感じます。
状況云々以前に、まず脚本……。違和感しか感じませんし、あんなセリフ連発された日には、サイトを続ける気が削れてしまいそうです。

毎回毎回のサジとルイスも、なんだろうと。

あの二人を見ていると、確かに今後の展開は気になります。

前シリーズの種は、教祖様(キラとラクス)とか、ご都合主義な展開、寝返り、多分、評判はよくなかったんじゃないかと私的に思います。

特に、純粋にストーリーを楽しむ派な方々には
かくいう私も、キャラ萌えに走り、本編は見捨てていた気があります。

たぶん、そこら辺を考慮してくれるんでないかなあってのは私の勝手な憶測です。

どちらにせよ、刹那と王女の展開が気になります。

第二の教祖さまが出ないことを願い、失礼します

三万ひっとと、連載の話


いつの間にか、三万ヒット、ありがとうございます。

言っちゃなんですが、こんなにカウンターが回るなんて、予想外です。

マイナーだし、一日に、二桁回ればいいなぁくらいの気持ちだったのに……

そうですよね。
兄貴受けは、そこまでマイナーじゃなかったんですねっ

そして、やはりお礼が間に合わなかったようで

基本的に、当サイトは、管理人の好みで動いています。

基本的に、連載があるなら、お礼とかいらないから続きを書いてくれってな考えの持ち主です。

それに、管理人自身、姫も完結させたいし、アレニル連載はとっとと一部をおわさせたい。

姫は、正直続ける気はなかったけど、あの監視者集会が気にくわなかったので、まあ、つづきを

アレニルも、第二部と第三部を書くために始めたと言っても過言でないですから。


とまあ、脱線しましたが、三万ヒットのお礼は、今のところ考えてないです。

でも、このカオスなサイトにいらっしゃる方々の趣向は知りたいなと

アンケート、してみたいです

反映できるか、微妙ですが

本当の文字書きさんってのは、どんなネタでも、書きたいこととか、書くことがあって、そして書けるひとだと思う。

だって、管理人はすごい偏食。食わず嫌い。

成長記録

「アレルヤ、アレルヤ」

「何ですか?」

「ちょっとこっち」

ニールは、ペンと本を片手に、おいでおいでとアレルヤに手招きをする。
アレルヤが近付いて行くと、ニールは木の柱に背中をつけてに真っ直ぐ立つようにと言った。

「何をするんですか?」

アレルヤは言われた通りにしながらニールに尋ねた。

「んー成長記録」

ニールはそう言いながら、アレルヤの頭の上に本を置く。
頭の上で、すっとペンが走る音がした。
何をしているんだろう、とアレルヤが思っていると、お疲れ、という言葉と一緒に頭の上から本を退かされた。

「何をしたんですか?」

ニールは、ついさっきまで、アレルヤの背にあった柱に、何かを書いている。

「あー。そういや、アレルヤ何才?」

「11ですけど」

「ふーん。11ねぇ……て、11っ?」

アレルヤの歳を聞くなり、ニールは驚いたように振り返った。嘘だろ、とか言いながらアレルヤをまじまじと見つめる。

「何か、問題でもありましたか?」

「いや、なんつーか、もう少し下かと思ってたからなー。そっか、11か」

ニールは俺の人をみる目もまだまだだな、とか一人頷くと、 立ったままのアレルヤの頭を、すれちがいざまに撫でながら大きくなれよ、と言った。

アレルヤが柱に近付くと、ちょうどアレルヤの背と同じくらいの高さに、インクが半乾きの黒い横線が引いてあった。そのさらに上の、ニールの背と同じくらいの部分にも、真新しい横線。

よく見てみると、線の近くには文字が書いてあった。下の線には『A,11』、上の線には『N,15』と。

「成長記録って、このことだったんだ」

柱の文字をなぞりながら、アレルヤは呟いた。
アレルヤの考えが正しいなら(おそらく、正しいが)、ニールは15歳。アレルヤと4歳違う。

「意外と、若い」

もう少し上だと思っていた、と内心呟きながら、アレルヤは手を延ばして『N,15』という文字をなぞった。
15歳に若い、というのもおかしいかもしれない。けで、人種とかを考慮に入れても、とにかく、ニールは15歳と言うには大人びていた。

彼に拾われてから、かれこれ一月はたっている。軟派そうな雰囲気をしているし、人を猫と呼ぶ言動から彼がアレルヤを拾ったのは、本当にただの気まぐれだと思っていた。
暫くしたら、一週間くらいたったら飽きて、すぐに追い出されると思っていた。
その予想に反し、二人の生活は続いている。

ニールは何かとアレルヤの世話を焼きたがり、アレルヤはアレルヤで、ニールに対する警戒心は、殆どと言うほど無くなっていた。慣れたと言うべきかもしれない。
時折、夜遅くにニールは外出するが、それ以外はずっと家にいて本を読むか、アレルヤを構い倒す。

「アレルヤー。飯」

家の台所から、ニールの声がした。この家は、古ぼけた、3DKの間取りだ。
アレルヤは、外に出たことがないので分からないが、多分、マンションとかの一室だと思う。
3DKといっても、部屋の殆んどは本で溢れていて、実質、使えるのは二人が寝るソファーのあるひと部屋と台所、トイレと風呂場のみ。

何故こんなに本があるのかとか、こんな本だらけな家にニールが住んでいるのかはわからない。
ただ、分かるのは、ニールが無類の本好きということぐらいだ。いつも、分厚い本を手にしている。

今、アレルヤがいるのは、普段は使っていない部屋だった。壁1面は、本の詰まった本棚。床にはさらにところ狭しと本が積み上げられている。

「わかりました」

アレルヤは、返事をすると、もう一度柱を見上げた。
二本の線の間には、頭一つと、拳一つ分程の差がある。

これが、彼と僕との身長差、違い、距離。

アレルヤは、頭一つと拳一つ分の長さを手を広げて確かめると、一つ息を吐き、足元の本に注意をしながら進み、部屋を出た。



……………………
説明くさい

全然周囲のこととか書いてないじゃん、と今更気付く

部屋が本で一杯なのは、管理人の趣味
むしろ、そんな部屋に住みたい

ハートフルな怪盗が好き


メルフォを追加

本日は、諸事情により、更新無しです。


いきなり、どんなタイトルだって話ですよね。

マイナー上等な管理人

見た目は子供、頭脳は大人な漫画について語ります。

好きなのーまるカプは公式どうりなんです

平和とか、刑事恋物語りの彼らとか

ボーイずでいっちゃんすきなのは新快

表記に誤りはないです。
新×快

でも、何故かコ快は萌えない。

ショタは右だろうと左だろうと中身が大人だろうと萎えます。

基本、快はまじ快のヘタレ路線が好き。
どうぞ、魚に叫んでね、スケートでこけてって感じです

だって、彼はハートフルな怪盗なんだもの!
(意味不明)
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