R-18 警報発令中!
(ぬるいですがね)
「……熱い…」
ロックオンは熱に浮かされたように呟いた。
「それは僕の言葉ですよ。貴方の中こそ凄く、熱いです」
アレルヤは律動を止めて、覆い被さるように組み敷いたロックオンに耳元で囁いた。
それに反応したのか、又は物足りなさに無意識にか。ロックオンの内部がきゅっと収縮し、アレルヤを締め付ける。
「っ、本当、敏感ですね」
アレルヤは軽く息を詰め、再びゆっくりと律動を始める。
「俺の、せいじゃ、ない」
甘い吐息を溢しながら、途切れ途切れにロックオンは言葉を発する。うつ伏せのまま、肩越しにアレルヤを振り返り、紅潮した頬とうるんだ瞳でにらみつける。
「そうですか?」
アレルヤは右腕でロックオンの腰を抱え、角度を変えて、内部を突く。
あっとロックオンは言葉にならない嬌声をあげて、白い背中を弓なりに反らした。
間をあけず、同じ場所をさっより強く突き上げる。
更に大きくしなった上体を、アレルヤは空いている左腕で更に引き寄せ、近付いたうなじに何度も口付けを落とす。
時折、軽く音をたてては吸い付き、赤く印が付いていくさまを楽しむ。不意にロックオンが腕をつかんで、外そうとしだした。
「そこ、あと、見える」
息も絶え絶えに言うロックオンの抵抗は、上手く力を入れられないので、逆にすがるような形となってしまっている。
「煽っているんですか」
「ちがっ」
違うはずがないだろう。
アレルヤは心の中で呟いた。
さっきのうるんだ瞳といい、煽られているとしか思えない。今だって、我を忘れて突き上げ、思うままにむさぼってしまえという言葉が浮かんでは消えることがない。
今、辛うじて理性を保っていられるのは、自分に感じ、自分の言葉1つ1つに反応し、恥じらうロックオンの姿を見たいという願望が紙一重で勝っているからに過ぎない。
それに、もし理性を忘れて『彼』が出てしまったら。
『彼』がロックオンに何をするか分からない。
だって、『彼』は……。
「アレルヤ?」
急に動きが止まったことを不審に思ったロックオンが、アレルヤの名を呼んだ。
アレルヤは、はっと考えを止めて、心配そうに窺ってくるロックオンに、何でもないと笑い返す。
「人の心配とは、随分余裕ですね」
まだ心配そうなロックオンの腰を、更にしっかりと掴んでアレルヤは激しく突き上げ始めた。
「ちょ、な、いきなり……やめっ」
絶えまなく声をあげるロックオンの上体を、ゆっくりと元に戻してやる。
びくんと反応し続けながら、すがるようにロックオンはシーツを握り締めた。
何回か激しく突き上げて、そして、強くえぐるように突き上げると、ロックオンがひときわ大きく声をあげて、全身を震わせながら達した。
その締め付けで、アレルヤも達し、余韻に浸って入りると、だんだんとロックオンの体から力が抜けていった。
疲労を顔に張り付けて、眠そうにまばたきをしている。
無理をさせてしまったと、軽く反省しながら眠りにつこうするロックオンの内部から自身を抜き出した。
ドロリと白い、自分が放ったものが内部から溢れた。それがロックオン白い腿を汚していくのに、暗い喜びを感じるながら、アレルヤは言った。
「ねえ、ロックオン」
「な……に……」
心もとない返事が帰ってきた。それを愛しそうに見つめながらアレルヤは続ける。
「もう少し、もう少ししたら、そうしたら、きっと」
はなせると思うんです。『彼』のことを。
アレルヤは聞こえていないだろうロックオンに、祈るように誓った。
…………………
朝から、こんな話をあげる私はどうかと思う。
(だって、気付いたら、朝だったんだもの)
これが私の裏っかわの話の限界。
あと、密かに
なんちゃって鬼蓄アレロク(+ちみっとハレロク)連載宣言。
多分、あと三話ぐらい続けます。