三連休明けの仕事が始まった
仕事の日は心臓がどきどきしておうちから出るのが億劫だし、今日はその症状がひどかったので、出る前にたくちゃんを起こしてハグしてもらった
ハグしてもらったところで状況が大きく変わるわけではないのだけど、少しだけ気が楽になる気がするのでたまにつらいときはしてもらうことにしている
これがしあわせって考えてる自分もいれば、いつかなくなる不安を抱えて気が気でない毎日を過ごすくらいならば、初めからいないほうが良くて、一人気ままにその日暮らしの毎日を過ごしたほうがよいと考えている自分もいる
どっちも自分の気持ちなんだけど一瞬一瞬の感情の変化によって、軸となるような考え方にぶれがあるので、自分がどうしたいのか、何を考えているのか、何が心地よくて何が不快なのかがあいまいになってとっ散らかっている
一時に比べたら、幾分ましになったとは自分でも思うのだけど
ほぼ毎日一緒に過ごして、今までたくさんお弁当やご飯を作ってもらったりして、冷静に考えたらきっと嫌いなんてことはないだろうに、どうしても不安はぬぐえなくて、わざといじわるするためにりなと仲良くしてるのかもしれないとか、それは調子悪い時の極端なときなんだけど、浮気してるのかな、とか浮気ってなんでいけないんだっけとか、自分で考えてることなのに収拾がつかなくなってずっとここにいる
りなは和田さんの気に入らないところがたくさんあったけど、ほんとに最悪なことが起きた時に「彼はほんとに好きな子にもそんなことができちゃうその程度の人間だったのだから、あきらめなさい」って言葉は今でもたまに思い出して、いつかなにか決断をするときに自分を奮い立たせようって心にとってある。
突然涙を流したり、パニック状態になったときには見えないところに避難させてくれたりした。
結局決断ができなくてまた同じところに戻ってきてしまったけど、好きの種類はきっと変わった。いいのか悪いのかは分からないけど、心からたくちゃんのことをみんなに誇ったり、尊敬したりすることはできなくなった。
あれだけ、というか、これだけ執着するりなでさえこういうふうに失望するのだから一度信用を失うというのは絶望的なことなんだと思う。特に自分にとってかけがえのない人からの信用を失うことは
、相手にとってどうとかそんな綺麗事ではなく自分を傷つけること。自分を守るために自分を律する。
悪い妄想が頭をよぎると全身の血が冷たくなる感覚がして、その血がすごい勢いで全身をぐるぐる駆け巡る感じがする。この呪縛からかいほうされたい。
りなが今死んだらたくちゃんはお葬式に来るのだろうか、きっとりなが死んだことも誰からも知らされずただりながいつもの気まぐれで連絡を何日も返さないだけだって思いそう泣いてほしい一瞬でいいから大好きだったかけがえがなかった失いたくなかったと思ってほしい
去年の夏はたくちゃんといようがいまいが毎日がつらかった何もかもを疑って何も楽しくなかった。いなくなろうと決めた時もうまくいかなくて、気持ちの浮き沈みが激しくて酒を飲んでは煙草を吸い眠って毎日を過ごした。朝目が覚めるたびに絶望して誰から連絡が来ても外に出ることができない日が続いた。敦と一緒に居たら楽になれるかもしれないと思ったけど、気がまぎれるのは一瞬だけで、敦が手をつなごうとしてきたり頭を撫でようとしてくるたびに悲しくなった。りなはこの人と一緒にいてもたくちゃんのこと思い出すだけなんだって思い知らされるだけだった。
一人でいたら気が狂ってしまうからっていう理由で、落ち込んだり突然泣いたりしても動じないからっていう理由だけで敦に迎えに来てもらってしんどくなるまで酒を飲む生活を続けた
でも、ある日この生活も続けられなくなるくらいのパニックを起こしてトイレで泣きじゃくりながらタバコを吸ってあやかに電話して
あやかやあつしには、お世話になったのに悪く言ってて申し訳ないなあ
そろそろ普通に接することができそうだからもしも二人に会うことがあったら普通に接しなきゃね