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ステディー


心臓がきゅっとした。


ステディーがなくなるらしい。


売り上げが良くないのだろうか、ううん。人手が足りないのだと思うよ。


とっても寒い年末、昨日バイト先に来たお兄さんとお友達になりたくて、飲み会をするりと抜け出してりのとタクシーに乗った。二人ともいい具合に酔っていたし、お互いに二人でいれば何も怖くなかったから。鶴屋町の住所を告げてドキドキしながらエレベーターに乗る。暗い。お兄さんがいた。

あれ、あ、ほんとに来てくれたんだ!ちょっとだけ笑ってる気がした。


バーで何かを注文したことなんてなくて、さっぱりしたやつとかそんな注文の仕方をした気がする。2種類お兄さんに作ってもらって飲みあいっこする。りのが飲んでるカクテルの方がおいしかった。


時間が迫ってきた。りのは渋谷の職場に行かなければならなかったので、お店をあとにする。1杯だけでごめんなさい。お店は忙しそうであんまり話せなかった。最後にお兄さんがお見送りに来てくれるみたい。電話番号交換するとね〜!当時のりのの口癖だった。え、え、ってオロオロしてたら、お兄さんは奥に引っ込んで破いた紙に汚い字で電話番号を書いてくれた。


ありがとね、またね。ってエレベーターが閉まる


あ、もしかしてお友達になれるかもしれない。お兄さんにはどんなお友達がいるんだろう。ちょっと仲間に入れてもらえたらサイコーだな、とか考えていたら、なんとなくその日は連絡できなくて、次の日に電話をかけてみることにした。何回か不在着信を入れあってショートメールが届く。もしかしてたらちゃんだよね?


それから月日が経って、バイト終わりにステディーで牛乳を飲んだり先と二人でジェットの酸っぱいソーダを飲んだり、暗くて程よく狭くて、大好きだったのにな。りなが大好きなものはなくなる運命にあるのかも。流行らないらしい。





最後にも連れてってもらえないかも。そんなのってないよ
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