ピンクのジャケット
再び帰ってきた5名様・・・
「証」
ステージに並んで歌う
どこまでも行ける
線となって降りそそぐ雨
この刹那に
ニノ
が
グンとこぶしを上げた
溢れ出す力ーーー
夜空の中
静かに佇むビルのあかり
その下に青い空が広がる
翔くん
の上げた腕が
大きく
松潤
が見上げる彼方
天は雫を落とす
ありのままの存在を
ありのままの感情を
相葉ちゃん
の瞳が潤み
歌に想いをこめて
雨は再び霧となり
空へ還っていく
ライトに照らされ
スクリーンの中の雲と共に
湧き上がる
ステージの中央に
5名様が集まる
一段と赤く映える
ジャケットの手
スッとマイクが上がった
「切り取ったメロディー
繰り返した忘れないように」
動き出す!
嵐くんたちの体が
リズムに揺れるっ
くゆらせる眉
「言葉よりも大切なもの
ここにはぁ〜〜〜っ?!」
あるからーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!
「言葉よりも大切なもの」
会場っ割れんばかりっ!!
大ちゃん
!
なんてあっかるい
「ここにはぁ〜!」(笑)
「どうもありがとう!!」
翔くん
と
ニノ
上げてくっ!!
ほいっほいっほいっほいっ
花道に降りてきたよっ
嵐くんたち!!
めがけて手上げるっ
ほいっほいっほいっほいっ
「路上にちらばった〜
」
相葉ちゃん
の
ぴょこっ
とうしろ髪
ほわっ
と
大ちゃん
の笑顔
しなやかな指
手を広げる松潤
が美しい
「Hoーっ!」
ほいっ
ほいっ
ほいっ
ほいっ
ニノ
のぴょこんっ
と
跳ね上げた足っ
相葉ちゃん
の
まぶしい笑顔
「いっくぞーーーっ!」
駆け出した翔くん
風になびく前髪
かわいいおでこ
「ここにはあるから〜
」
松潤
ノリノリ
最っ高だぜっ!!
「もっと!もっと!
上のほ〜〜〜〜〜うっ!!」
大ちゃん
かたっぽ足上げ
てんってんっ
(笑)
「どうもありがとう!!」
「ありがとう!」
イェーイ
相葉ちゃん
が
おもいっきし手を振った
声にならない声
ありがとう
「イェーイ」
「楽しい夏だったぜー!」
「Yes!ye〜s!」
翔くん
のラップが始まる
旋律奏でて
仕舞って二人は離れて
ニノ
が胸ポンポン
仕舞って
「どこにもないんだよ
」
翔くん
が笑う
横顔
にかっ
大ちゃん
が大きく大きく
腕を振る!!
おーーーーーーいっ!
見えてるよーーっ!!
「あなたに届けたい
」
松潤
が手を伸ばす
ハマるっ
連れてってーーーっ!
「もっとー!もっとー!
上のほーーーーーうっ!!」
ペンライトの波が
大きく大きく!!
オレンジの光で満たされる
スタジアム
ほいっほいっほいっほいっ
もっとー!
もっと高くっ高くっ高くっ
空まで届けーーーーーっ!
「Thank you!」
「Love so sweet」
ゆっくりと
タワーが上がってく
「Love so sweet
」
「Yeah yeah
」
「Hey 国立!
一緒に歌ってくれ!」
Come on!
大ちゃん
がグッグッ
相葉ちゃん
の声が
伸びやかに遠い空まで
「君だと
」
指してくれてる松潤
ちょこちょこ
かわいい王様が見守っている
旗が夜風にたなびいて
「せーの!」
タイミングを読む翔くん
かわいい
「愛の歌〜
」
思い出ずっとずっと
遠ざかるのを惜しむよう
松潤
の手に「2人」
ニノ
の背中
グングン
にぎりこぶし
「sweet
」
ーーーーーっ!
相葉ちゃん
体反らして
おもいっきし!!
「Ho ho〜
」
「ありがとう!」
「ありがと〜う!」
「どうもありがとう!」
翔くん
が高く手を振る
このあたたかい風を
一心に受け止めて
大きく手を振り揺れながら
ニノ
の口が形を作る
伝えきれぬ愛しさは〜
胸に当てた手に
想いのたけ
目を閉じる松潤
の
長いまつげ
「君を
」
トントン
指さす大ちゃん
その先
きっと昇天してる〜
翔くん
の濡れた髪が
おでこにはらり
感じてる・・・
ん?
ニノ
がグッと男前
振り向かずに
うしろを指した
翔くん
が『あれ?』
何が・・・
思い出
花火だあぁーーーーーーーーーーっっ!!
すごいっ
飛び交う炎の光!!
闇を駆け抜ける光の軌道
翔くん
っ!!
ちゃかちゃかしすぎっ(笑)
「信じることがすべて
」
耳に手をやった
セクシーたまらねぇ!
「明けない夜はないよ
」
グングン手を上げる
相葉ちゃん
かわいい
ニノ
もかわいいっ
「ノノノイェ〜〜〜〜〜ェエェェ〜〜〜〜wow〜wow〜
」
夜空を焦がす花火の下
澄み渡る大ちゃん
の声
いろとりどりの光に照らされ
明るく空は染め上がる
「Ho!」
大ちゃん
が一声!
|||||||||||||
わああっ!!
「夏の思い出ー!」
ご機嫌なサウンドが
国立の端から端まで!!
「サクラ咲ケ」
「Hey!国立ーーーっ!
いくぞーーーーーっ!!」
「ワッショイ!!」
振り上げる
手っ
手っ
手っ
ワッショイ!!
「Everybody!」
Wow!Oh!
Wow!Oh!
「握りしめた手が
」
爽快に大ちゃん
の歌声が
突き抜けるっ
かあーーーーーっっ
泣きそうっ!!
「コンビニで雑誌
」
相葉ちゃん
の声が
ほうっ
と優しく広がる
ニノ
のほいっほいっ
(この表現ですまんっ
)
どんどん上がるぅ〜!!
相葉ちゃん
歌いきって最後に
にかっ
と笑顔
「走り出した
」
「街の音は
」
まっすぐに力強く
甘くしなやかに
導く声
ニノ
のはいっ
が
ますます高く!
「東京ーーーーーーーーーーーーっっ!!」
「サクラ咲ケ
」
手ぇ振れっ!!
ぐんぐんにぎりこぶし
ひらひらひらひら
楽しいーーーーーっ!
「振り向くな
後ろには明日はないから
」
ピョンピョン跳ねる
相葉ちゃん
満っ開の笑顔っ
「前を向けー」
応える大ちゃん
の
やんちゃなお顔っ!!
翔くん
が来い!来い!
「踏み出す
」
この一歩を!
「分ける結果
」
陰と陽!
「生きるヒントを
」
ニノ
の
ピョコン
と立った
上の髪っ
「掴む勢い!」
Wow!Oh!
光があふれだす!!
国立中いっぱい!!
「大きな花を咲かす!」
「めぐり会いた〜い〜
」
必ず!!
わちゃわちゃ走ってきた!
松潤
の元へお二人様
が
道たったっ
松潤
の
パッと輝く笑顔っ
翔くん
並んで
それを振り返る大ちゃん
手上げ間違った!!
(笑)
そろって
ピョーーーーーーン!!
センターステージから
歩きだした5名様
右に左に
手のフリひらひら
大ちゃん
かわいい
「サクラ咲ケ
」
走るたびに
ピョコピョコ
揺れる
相葉ちゃん
のうしろ髪っ
階段駆け上がって
グングン
「前へ前へーーーーーっ
」
まっすぐに突き出す腕
スラリ
「Everybodyーーーーーーーーっっ!!」
会場中が沸き上がるっ!!
Wow!Oh!
Wow!Oh!
ニノ
のお口に
ほっ
と笑顔がもれた
「Thank you!!」
「Yeah〜〜〜〜〜っ
」
ドラムロールぐるぐる〜
まわりだした大ちゃん
「国立飛ぶぞーーーっ!」
〜〜〜〜〜
バァン!!
まだまだいくよ!
「もういっちょ!」
〜〜〜〜〜
バァン!!
余韻が余韻がっ
まだまだまわる〜〜〜っ
「いくぜ!!」
3!
2!
1!
バァンっ!!
ライトが四方八方踊ってる
特効の煙がふわっ!
「どうもありがとう!!」
「どうもありがとーう!」
うわっ煙がすごい!!
包まれて嵐くんたち
次々に感謝の言葉
松潤
からバンドの皆さん
「センキュー!」
大きく大きく
広がるスタジアム
「この会場に
集まってくれたみんな!
どうもありがとうーーー!」
「ありがとうーーーっ!」
「ありがとう!!」
「Ho
Ho〜
」
手を振って
翔くん
が
ちょこちょこ
指を振る
「OK!最後に聞くぜ!
俺ら5人の名前はなんだ?」
せーの!
あらしーーーーーーっっ!!
東京の空の下ペコリ
「嵐でした!
どうもありがとう!!」
「どうもありがとうーーーーーっ!!」
感謝の気持ちがこだまする
手を振る大ちゃん
が
ほこっ
「バイバーイ!」
「バイバーイ!」
ピンクのジャケット
背中が階段の影へ隠れてく
しばらくはスクリーン
嵐くんたちのお顔
映してくれてるね
雨がカメラのレンズの上に
白い光の粒を作る
「最高に
楽しい夏だったぜ!!」
「バイバーイ!」
「ありがとう!」
四角い箱におさまる5名様
閉じてくドアの向こうから
最後まで手を振って
会場を包むオレンジの光
嵐くんたちが去った
ステージを
紫色の王様が見守っている
その明かりがおだやかに
オレンジに変わる間もなく
始まった
「あ〜ら〜し!」
「あ〜ら〜し!」
「あ〜ら〜し!」
国立の隅から隅まで
だんだんと
大きくなっていく声
白い嵐フォスの文字がにじむ
雨の音
会場のアナウンス
それをしのぐ想い
が
大きくもっと大きく!!
軽快なメロディーが
流れだした
「いくぜーーーーーっ!」