(*‘◇‘)ノ「あれじゃない?
学校あれ?違う?」


〜相葉雅紀です〜

〜僕にはこの8年
ずっと気になってる
福島の子どもたちがいる〜


校庭にいる子たちが
相葉ちゃんを見つけた↑↑↑
(*‘◇‘)「あれ!すごい盛り上がってる」

(*‘◇‘)ノ"「みんなー
どうもこんにちは!」


懐かしい顔
ひさしぶりだね


〜初めて会ったのは去年の冬

でも僕はあの日からずっと
彼らを見守ってきた〜


8年前

みんなで輪になった1枚の写真


もう一度撮ろうと言っていた
果たされなかった約束・・・



2011年3月11日
東日本大震災


あの日を境に
子どもたちの暮らしは一変した


「21人の輪」

〜僕はナレーターとして
懸命に生きる子どもたちを
見守り続けた〜

今年
ふるさとの伝統行事
盆踊りを取り仕切るため
再び子どもたちが集まった

〜21人の輪の子どもたち
そのひと夏を再び見つめた〜


坂田龍之介くん
ああ、もうお名前のテロップが
「さん」になってる
大人になって
運転免許も持って
盆踊り会長になってる

〜祭りを取り仕切るのは
その年二十歳になった若者
それが磯部のしきたり〜

蛯原愛絵さん
鈴木みなきさん
えっ?但野みなきさん!
もうご結婚されてるんだ!
?(*´▽`*)?オメデトウ


〜毎年8月に行われる磯部の盆踊り〜

二十歳を迎える子どもたちにとっては
大人の世界への通過儀礼でもある


〜しかし津波と原発事故のせいで
祭りの継続は難しくなっている〜

人間の輪がなくなったと語る方


龍之介くんは高等専門学校で
被災地の復興計画などを学んでいる

建築の道へ進みたいと
考えるようになったのは8年前
川崎市にある親戚の家に
避難していた時

〜龍之介くんの決意を
僕は今も覚えているよ〜



瓦礫と化した街
今、地元の人たちは
慣れ親しんだ海から遠く離れた
高台の新興住宅地に移り住んだ

そしてかつて暮らした海沿いの土地には
東北地方最大級の
太陽光発電施設が作られた

津波の心配から
ここに住宅を建てることは
禁じられている


住んではいけない土地に
なってしまったことが悔しい
たまにはお祭りで磯部へ戻ってきて
昔の仲間たちと
しゃべったりできる場があればと
龍之介くん


盆踊りのための寄付金を集めてまわる
21人の輪のみんな

〜みんな仕事や学校の合間を縫って
時間を工面している〜

菅野美奈さん
高玉祐奈さん
荒南未さん
それぞれの夢へ向かって
勉強を続けている


〜鈴木みなきさん
去年僕が会った時とは
苗字が変わっていた〜

まもなくお母さんになる予定

笑顔が絶えない
クラスのムードメーカー


でも地震と津波が笑顔を奪った

避難所でおじいさんと暮らした日々


ああ、おじいさん
お元気そうで
なによりです!( ´ ▽ ` )・:*+.
会社の先輩とご結婚されたみなきさん
今もおじいさんと暮らしている

「こいつの子どもだもの
めんこいべ〜」


1人だけ助かった方
ご家族が避難されている方

〜一人暮らしをする高戸喜夫さん
津波で妻と娘を失った〜

2011年10月
磯部小学校で行われた
手作りロケットイベント

〜不安な毎日を送る子どもたちを
元気づけようと
地域の人たちが開催してくれた

スタッフの中に
高戸さんの姿もあった〜


8年後
人と会う機会が減った

〜震災直後は地域を復興させようと
張り切った高戸さん

でも今は気力が湧かない〜


「地域の方々がまぁ
孤独な状況にあるっていうのを
ちょっと見て
すごい辛いな悲しいなと思いました」

育てられてきたのに
恩返しできてないんじゃないか


〜引きこもりがちなお年寄りにも
盆踊りに参加してもらう方法は
ないのか?

龍之介くんは一番の親友に
相談することにした〜


渡辺智也くん

入学した頃からずっと一緒だった
今は埼玉県の大学に通っている

〜去年
僕が智也くんと会った時
髪はまだ短かった〜

高校総体にバレーボールで出場した
当時の試合の様子を
観せてもらう相葉ちゃん

(*‘◇‘)「うわー
もう涙も出ちゃうよね、そりゃね
うれしかったよね」


〜僕が智也くんと
バレーボールをやった
あの日から1年半

高校時代の実力が認められ
バレーボールの強豪大学に
推薦で入学した〜

全国から集まってきた寮の友だち
バレーボールの実力者ぞろいだ


福島に対する報道の在り方に
違和感を覚えた智也くん

放射能で帰れない地域を映したり
「結構経ってるのになって
いつまでそういう報道をするのかな」


終わりの見えない廃炉作業が続く
福島第一原発

全国の人が知ってる
福島のニュースといえば
原発事故のことが中心

〜21人の輪の子どもたちは
津波と原発事故に翻弄され続けてきた〜