鉛筆「えっ」
中学生「私は小学校を卒業しました。これを機に新メンバーを加入します」
シャーペン「よろしくな!」
鉛筆「えっ」
筆箱内一同「よろしくー」
鉛筆「あの、僕はどうすれば…」
中学生「机の中にいて下さい」
鉛筆「そんな」
シャーペン「お疲れ先輩」
中学生「では」
ガラッ ポトッ ガラッ
鉛筆「ご主人様!…なんで」
コンパス「おや…鉛筆の兄貴じゃないですか」
鉛筆「君は…コンパス君か」
コンパス「どうしてここに?」
鉛筆「ん…いや、色々あってな。しばらく放っていてくれ」
コンパス「は、はい」
鉛筆「すまん…そうだケズリ先生はどこに?」
コンパス、「ケズリ先生なら二個となりの棚でさぁ」
鉛筆「ありがとう」
鉛筆「先生。お久しぶりです」
鉛筆削り「ああよくきたな。今日はどうした。」
鉛筆「実は……………という事がありまして」
鉛筆削り「ふむ……しゃーぺんとな。噂には聞いたことがある」
鉛筆「私では力不足なのでしょうか……」
鉛筆削り「あまり気に病むな。お前は長い間ご主人様に尽くしてきた。今だって廃棄された訳ではないだろう。しばし休め」
鉛筆「……はい…………」
トボトボトボ
鉛筆削り「ふむ……時代……か……」