「衣装は踊りを装い、また踊り手のパーソナリティーをも装う」ともいわれているように、衣装は持ち味の表現として大きな役割を果たしているのです。 加えて、踊りだけでなく、歌(カンテ)の種類によっても衣装の意匠は異なります。 フリルスカートでフラメンコを踊ると、身体の動きに組み合わせて裾が波打ち、女性らしさだけでなく、力強さやダイナミックさも感じさせてくれます。 フラメンコと衣装には深い結びつきがあります。 女は、フリルの多いエレガントなドレスが主流です。 個性の表現として、踊り手が踊りをどのように理解しているのかを反映しているのが、衣装です。 また、他にも釣り鐘形の膨らみを持ったスカートや絹製のショール、足の甲が開いたバンドで締めるヒール靴などもあります。 これまで、フラメンコ衣装は「男性は男性らしく、女性は女性らしく」という決まりがありました。 さらに、水玉模様(ルナーレス)も特徴的で、デザインによってシックにも女性らしくにもなるという点があります。 けれども、ファッションや踊りの進展とともに変化し、衣装は決して固定的なものではなくなりました。


フラメンコ衣装 オーダー