「方(ほう)」と言う字は
「
木に架けられた死者」の姿を字にしたもの
古代では自分たちの国の辺境に「木に架けた死体(
方)」を置いて
その死体のまじない的な力で外側に居る異民族の悪い力が自国に及ばないようにしてました。
これを他国との境である四方の地に置いて、死体の持つ力で異民族の悪い霊が入って来ないようにしたのが
「方」です
「方(ほう)」が、
悪いものの侵入を防ぐ字であると解れば
「
予防接種」や「
防音」等に使われる
「防(ぼう)」が
「
ふせぐ」の意味だと解りますね
「
方」に「
コザトヘン」を加えた「
防」の
「コザトヘン」は、神様が天と地を登り降りする階段です
神様が登り降りする階段
(コザトヘン)の前に、悪い霊が入って来ない為のまじないとして「
方」を置いて
土地を清める字が「
防」です
「妨害」の
「妨(ぼう)」の
「
女」は
神様に仕える「
巫女」さんです
他から加わえられる呪いを
「巫女
(女)」さんと
「死者
(方)」の力で妨害する字が「
妨」です
「紡績」の
「紡(ぼう)」は
「方」を木に架けた姿が
糸を物にかけてつむぐ様子に似てたので
「
紡」が、「
つむぐ」の意味になりました
「訪問」の
「訪(ほう)」
四方の辺境に置かれた「
方」には
「四方」「四方八方」の意味があり
そこから
「広く全てにわたり」「あまねく」の意味があり
この「
訪」は、
各地を
たずね歩き各地の神様に、その意識を聞いて回る字です
ですから「
訪」には
「
おとずれる」の他に
人を「
たずねる」の意味と
更に
たずねて「
とう」の意味があります。
(
攵(攴))で木に架けた死体「
方」を打って、
死体のまじないの力を刺激して、その力で敵からの悪い霊を追い払う字が
「放」です
敵の悪霊等を直接打って、相手の悪い霊を追い払うのでは無くて、
「
自分の前にある死体」を打って、
その死体の力で相手側の悪霊を撃退すると言う考え方を
「
共感呪術(きょうかんじゅじゅつ)」
と言います
その行為は間接的な行為で、何かを模倣してる感じですから
「
放」に「
イ」を加えた
「倣(ほう)」は
「
ならう」「
まねる」の意味があります
「
辺」の旧字は
「邊(へん)」と言う字で
「
自」「
穴」の下に
「
方」を書いて「シンニョウ」を加えた字です
「
穴」は何かを載せる台のような物
「
自」は「鼻」の事
鼻
(自)を上向きにした死体を台
(穴)の上に載せて
、国境辺りに置いて、外からの悪い霊が侵入しないようにする字が
「辺」です
その場所をは
「辺境」「周辺」あたりですから
「
辺」には
「
あたり」「
くにざかい」の意味があります。
「方(ほう)」と言う字は
「
木に架けられた死者」の姿を字にしたもの
古代では自分たちの国の辺境に「木に架けた死体(
方)」を置いて
その死体のまじない的な力で外側に居る異民族の悪い力が自国に及ばないようにしてました。
「放(ほう)」は
「
方」に「
攵(ぼく)」を加えた文字で
「
攵」の元の字は
攴(ぼく)で「攴」の上部の「
ト」は
「木の枝」の事です
下の
「
又」は「
手」の形
ですから
「
攵(攴)」は木の枝を手に持ち何かを打つ字形
その(
攵(攴))で木に架けた死体「
方」を打って、
死体のまじないの力を刺激して、その力で敵からの悪い霊を追い払う字が
「放」です