話題:行きたくない

辞められると喜んでいたのも束の間、一向に進む様子のない退職日の調整。有給を使うならあと一週間というところまでとうとう迫ってきたのに、相変わらず総務には私の退職の話がいっていない。それならば、と自ら「有給残から退職日は来週の金曜日なんですが」と勇んでいくと「次の人間が入るまでちょっと待てと言ったはずだが」と返された。
話が、違う。お前は確かに一度目の面談では引き継ぎが来るまで待ってくれと言った。私は嫌々ながらも自分の勝手で退職するという負い目があるため、「なるべく早くお願いします」と一言添えて渋々了承した。その数日後に再度呼び出されてお前は「社長、専務に話は通した。1日でも早く辞めて“頂ける”ように、有給を使って7月末までで」と嫌みったらしく言ったじゃないか。確かにその時「まだわからないが、」と前置きはした。前置きをしたからこそ、私も次の指示を待っていたんだ。それがいつまで経っても事態は進まず、逆算した退職日がどんどんと近づいてくる。業を煮やした私が念の為、と行った報告にあんな風にきつく当たるというのはどういう仕打ちなんだ?
その後、昼休憩から帰ってきた私のデスクに、私が午前中に部内に流したメールをプリントアウトしたものに赤字で「原則○○さんに」とわざわざご丁寧に書いてくださったものを回覧として回した書類が置かれてあった。
一体、何をどうやったら25そこそこの小娘にそこまで陰険で辛辣な真似が出来るんだ?なぁ教えてくれよ。お前の思考回路はどうなっているんだ。明日にも辞めたいと思っている人間が自分の退職日がいつまで経ってもわからない状態に不安を感じないとでも思っているのか。

仕様も無い。本当に仕様が無い。手前ぇの子供ぐらいの女をひっつかまえて大人げなく当たり散らす様を大事な大事な馬鹿娘(娘だか息子だか知らないが)に見せてやりてぇナァ。

仕様も無い会社で仕様も無い人間を上司にして仕様も無い仕事をし続けた仕様も無い二年だった。下らない。
胃の中をぶちまけるのと一緒に私の仕様も無い二年間も排水溝に流してしまえたらいいのに。私はこんな思いをする為に生きているんじゃない。

まったく最終出勤日がいつになるんだか、さっぱり分からないまま、最後までしみったれた面を晒して出勤することになりそうです。