うちの爺ちゃんは自慢話が好きで皆に煙たがられていた。家族にさえ嫌われていた。
「めぐぐらいなもんよ、爺ちゃんの膝に座った孫は」ってくらい。
母方の爺ちゃんは寡黙で愛想1つない人だったが
何故か皆に好かれていた。私も好きだったなぁ
田舎に嫁いだ母が肩身がせまくないようにと
私のお雛さんを退職金で買って贈ってきた。
この辺りは嫁の実家からお雛さんや鯉のぼりを届けるのだ。
8畳の座敷半分以上場所をとり
小さな頃は下から見上げるとお内裏様の顔も見えなかった。
右大臣だか左大臣の眉毛は弟に引きぬかれ
刀も折られたりしたものだから桃の節句は
開かずの間となった。
仕事の繁忙期と重なったりで
ここ数年出してない。
出したまま片付けるのが毎年遅れるのが
未だに1人でいる私の原因だと母が信じているから
嫁に行くまで出さないのだろうか。
。。。行かずに終わるよ(笑)
爺ちゃん偲んでだしてあげようかぁ
ってもう4月だし 来年ね