愛されるのに慣れてしまったから、寂しいとか贅沢なことを思うようになってしまった。なんにしても今日のわたしは最低だった。彼が傷つくことを、分かっていたくせに、あえて口にした。ゴミ以下。

でもしょせんはさ、本物になれない試金石なんだからさ、いいんじゃないか?それでも。繋ぎ止めてるだけなんだよ、たったいまこの瞬間に。わかっているよ、頭では。でも心臓が納得しようとしないんだ。ぶっ潰してくれよ頼むから。あー、猿の左手で、ひとおもいにさ。

わたしのワガママな態度をうんうんって聞いてお姫様扱いしてくれる人は、この世の中にきみだけだ。なんて、しょーもないことは一切思わない。だって絶対他にもいるもの。

でもさあ、わたしは、きみだけでいいって思ってる。いくらもいる中から、たったひとり、きみだけでいいって思ってるんだけど。なんでそれが分っかんないかなあ。脳髄とろけてんだろ、バカヤロウ。

わたしの脳髄なんてとっくにとろけて、もう何も残ってないよ。どうしてくれんだよ。責任とれよ。愛してるって100回言わなきゃ殺す。