気まぐれうさぎ

イライラ。

こっちにいるとよく
「地元帰らないの？」とか
「なんでこっちにいるの？」とか
言われるんだけど
わたしは帰りたくないんです。

そうは言わないけど。

実家自体が嫌いなのと
家族の問題があるから。

何にもわかってないお父さんと
何にもできないお母さんと
ちゃんと働けないお兄ちゃんがいる。

弟は去年単位が足りなくて
半年間留年して今年卒業のはずなのに
とりたい資格のためにまた単位が足りなくて
もう半年勉強することになって

お母さんから
「お金を貸して」と言われた。

前回の留年の分もわたしが払って
返してもらってないのに。

わたしを当てにされてるようで
すごくいや。

わたしがこっちに出てくるとき
「お金の心配はしなくていい」って言った
弟が留年することになってもそう言った

でも結局そのお金はわたしが出して
それをお父さんは知らない

弟にもお父さんにも
わたしが払ってる、って言いたい

説明して、ってお母さんには言ったけど
お母さんは言わない

お父さんとしてのプライドがあるから
お金のことは子どもには言わないつもりかもしれないけど
それ全部知ってるのはわたし。

わたしだってただ貯めてるだけじゃない。

そういう現実をみてるから
必要になったときに困らないようにしてる。

でも結局
自分のために使えない。

だからお母さんから
さらっと「お金貸して」って言われたとき
断った。

そしたら
「宝くじでも買うかなー…」って
非現実的なことを言うところもむかついた。
「こっち出てこようかなー」とか言うのも。

そもそも金曜日のディズニー関係で
こっちに来てた交通費その他も全部わたしが出した。

誕生日だから仕方ないけど
別にわたしがお祝いするのに呼んだわけじゃない
お母さんが勝手に自分で決めて
交通費出して、って言ってきた

お金ないのはわかってるし
誕生日だから出しただけ

実家で暮らせば
家賃分浮くから楽かもしれないけど
わたしはじぶんのお金だけでやっていきたい。

それと
実家にはわたしの居場所がない。

家が狭いのもあるけど
それ以上に物が多い。

ゴミ屋敷とはまた別で
ゴミが散らかってたり
洋服が散乱してるわけじゃない。

物が多いだけ。

昔の書類だとか本だとか
着ないはずの洋服とか
そういう物が『捨てられない』。

無駄が多い。

片付けられないくせに
欲しいものとか増やしたりして
結局スペースがなくなって
それをしまうための田なとか
また新しく用意したりする。

古いものを捨てないのに
物を増やせば場所がないことなんかわかるのに
それができないのがお母さん。

使わない部屋が物置になるぐらいならいい。

でもじぶんの部屋すらなくなって
寝る場所もなくなって
帰ったときにいる場所もなければ
帰りたくなんかない。

多分お母さんには
もったいない精神みたいなものがあるから
捨てるに捨てられなくて
「いつか」とか「今度」って
先伸ばしにした分、溜まっていく

何にもできないお母さんは嫌い。

でも責められない。

お母さんはうつ病があって
病院通ってたこともあるし
未遂もしたことある。

だからまた同じようなことになったら嫌だから
あまりつよく言えない。

でもそういうのを何も知らないお父さんがいて
きっとお金のこととか色々わたしが言えば
お母さんを責めるんだとおもう

それでわたしが我慢して言わなかった分
お父さんが言ったらいみないから言わない。

実家に帰ったらきっと毎日これの繰り返し。

お兄ちゃんは病気で仕事を辞めた。
バイトしてるのは自分の趣味のため。

わたしは
お父さんにもお母さんにもお兄ちゃんにもなりたくない。
弟みたいになりたくない。

だから学校だって
特待生で入って授業料免除受けたし
足りない分は奨学金もらったし
だからそれを今返してる。

自分のことだけで生活したいからそうしたのに
。

だけどみんな身内だから
全部は嫌いになれなくて
言わないのもお金出すのも
結局失いたくないから。

わたしがここで突き放したら
お母さんがまた壊れるから。

どうしたらいいのかな、って
答えもない。