話題:L'Arc〜en〜Ciel

今日は今年20周年を迎えて再始動するL'Arc〜en〜Cielについて話をしようかと思います。


好きなアーティストは?

そう聞かれたならいつも私は迷わずL'Arc〜en〜Cielと答える。大抵の場合は意外だと言われた挙げ句、微妙な反応をされる訳だが…もう慣れたのであまり気にしてない。

椿屋四重奏、NICO Touches the Walls、BOOM BOOM SATELLITES…挙げ出したらキリがないくらいに、好きなバンドはいっぱいある。

それでも私の中で、L'Arcの存在はその他のバンドとは一線を画しているのです。思い入れが違う、特別なんだと思う。


わたしがL'Arcを聴き始めたのは中学生の頃。もちろん前々から存在は知って居たのですが、友達から名盤【AWAKE】を借りまして…何だこの音楽は!!と、どんはまり。

圧倒的なhydeさんのボーカルと、歌うように奏でられるtetsuyaのベース、幻想的な世界を醸すkenのギター、その全てを支えるストイックなyukihiroのドラム。

音楽性、ビジュアル…全部が全部そのころのあっきーにはとても新鮮かつ魅力的で、夢中になって昔の曲もたくさん聴いた。

それからもいろんなバンドを聴いてきたけど、L'Arcに出会ったときの衝動を塗りかえてくれるほどのものは皆無だった。

初めて行ったライブでは、その壮大な演出に驚きと感動をおぼえ、生でL'Arcの音楽に触れてより好きになっていった…っていうのがあっきーのL'Arc人生!!


L'Arcの最大の武器はメンバー全員がシンガーソングライターとして活躍できるほどの、才能に溢れていることにあると思う。

一人の天才が曲を書いてメンバーを引っ張るバンドは世界に数多いる。しかし一人が作り出す世界観には限りがあるだろう。そういう点でL'Arcは多面的なアプローチでファンを飽きさせない曲作りができるのだ。

往年のファンの方の中には近年のL'Arcの音楽を受け付けないと言う意見もよく聞く。確かに分からない話じゃない。

それでも、ロック、ジャズ、ダンス、どんなベクトルでどのメンバーが曲を書いても、L'Arcが演奏すれば必ずその作品はL'Arcらしいものになる。私はそう思っているので受け入れることができる。


4人居るからこそ、そこに素晴らしさがある。一方でソロをあまり熱心に聴いていないのは、そういう理由の裏返しだったりする。

バンドが長く続くほどに、ソロ活動をしたくなるというのは自然なことだし、悪くないと思う。

今までだって何度かのソロ活動のために、L'Arcの休止期間はあった。でもそのたびに再結成して素晴らしい曲やライブを見せてくれていた、だから付いて行こうって思えた。

今回の再結成は20周年の節目もであり、きっと15周年のとき以上に素晴らしいエンターテイメントを見せてくれる、そう信じていたのに。


今回ばかりはL'Arcを好きで居られる自信がなくなってきた…。

カウントダウンライブは都合で参加できなかったけれど、行った方のレポを読めば読むほど不安が募る。

前のL'7が素晴らしすぎたから、落ちたような気がするだけなのか、コメットさんの不在が大きいのかは分からないけれど、L'Arcがいま危機的状況にあることは間違いなさそうだ。


どうした?L'Arc

まず、hydeさんは金髪のままだし、teっちゃんに至ってはまだソロ活動やってるこの状況で、切り替えしきれてないってファンに言われても文句は言えない。

新曲の情報もなく、リリースはあんだけ出しまくったはずのベストとアーカイブDVD…悪いが、全然たぎらない。せめてBlu-rayなら考えたのに。

極めつけに次のライブも東京とは…もう笑うしかない。ファンはずっと待ってたんだからそこは地方周りすべきなんじゃないの?

今のままでライブ遠征まではしたくない…と思う。中途半端なもの見せられるくらいなら、行かないほうがいい。がっかりしたくないしチケット高いし。


擁護してるファンの人もたくさんいるけど、好きだから、L'Arcだからって何にでも頷くような、盲目ファンにはなりたくないんです私は。

ソロやってたから、ブランクあったから?それも分かるけど、だからってファンが甘やかしてどうする?本当に好きなら不満も言っていくべき。だからこそ、あえて批判的な意見を書いてみる。底力見せつけてほしい、そういう希望も込めて。


偉そうなこといっぱい言いましたが私はL'Arcが好きなんだ!!!!

この不安をブチ破るくらいの、素晴らしい今後の動きをほのかに期待しつつ、アニバーサリーイヤー、彼らを見守っていきたいと思う。

いち、L'Arcファンとして