話題:就職活動

朝晩は少しずつ冷え込むようになってきましたねー。
はや10月!ご無沙汰してます、あっきーです

ここんとこは大して何をするでもなくバイトしたりアニメみたり、ゆるりと過ごしてます。
就活も卒業研究も8月ですべて終わってしまって、ちょいちょい実習なんかも残ってたやつ行ったりはしてたんですけど9月でそれも終わったし、国家試験のセミナーやら模試やらに行くくらいなものです。こないだ久々登校したら大学の最寄駅周辺の変わりようにビビりましたね。行きつけの銀行が忽然となくなっていた、移転ですかそうですか。。。


いままでの学生生活は忙しくてなかなか時間も作れなかったんですが、4年後期はまあ余裕があるし、春からもう社会人になったらそうそう会えなくなっちゃうってことで、積極的に中高時代の友達と会ってます。びっくりするような変貌ぶりの子もいれば、いつ会っても変わらないなって安心できる子もいたり、ほんといろいろ。でも中身はみんな変わってないなって感じられるときは、ほっこりする。やっぱり多感な時期を一緒に過ごした仲間というのは一種特別なものがあるよなあ、と思う。


大学の友達は看護科ばっかだし、自然と何かしら自分に似ているところがある子と仲良くしてるけど、中高の子たちはそうじゃないから考え方とか目から鱗なことも多々あったりで面白い。なにより新鮮な気持ちになれる。話すことといったら近況がだいたいですが、久々に会う女子同士が「最近どう?」って聞くのは十中八九、恋バナ関連ですよ、ええ。あっきーも曲がりなりにも女子なので社交辞令程度に聞かれることはあっても、話すネタなんかない場合がほとんどなんだけどね。万年非リアで悪かったな!! 

とまあ、大学入って間もないくらいまではいつもそんな感じだったけど、この年になってくると必ずといっていいほど出てくるのが就活の話。それを聞いていく中で私なりにいろいろ思うところがあって、ちょっと今からつらつら書いてみようかなーと思います。


この就職難が騒がれるご時世、私の周りの友人たちも例外ではなくその負の流れに飲み込まれてしまっているようです。内定もらえないって言ってても、結局それは選んでるからとか理想が高いからじゃないのかとか思ってしまいがちだけど、話を聞いてると全然そんなことなかったんだなって分かってきた。名だたる一流企業じゃなくてもいい、人並みに平凡に暮らせるだけの稼ぎがあればいい、そんなありきたりの幸せを願ってるだけなのに、こんなのおかしすぎる。

やりたいことがあったはずなのに何社も試験を受けてるうちにそれすらよくわからなくなって、自分の何がいけないのか、どうしたらいいのかわからない。なのに誰も教えてくれないから答えが出ない。社会で自分にできることなんて何にもないんじゃないかって無力感に苛まれて、何の光もみえない将来に絶望して、そういう苦しみを味わってる同世代の子がたくさんいるってこと、みんなと話すまでわたし全然知らなかった。

今の景気はいいとは言えないのだろうし正社員の数が減っているなか、雇用が生まれないのは仕方がないことなのかもしれないけど、それを改善しようとしている政治家がどんだけいるのかと。彼らの苦しみを心から理解している企業経営者が一体どんだけいるのかと。私たち世代に対して「我慢がたりない」だとか「これだからゆとりは」とか言ってくる社会の大人たち。あなたたちの時代とはわけが違うんです、ぜんぶあなたたちが作った時代のしわ寄せ食ってんのが私たちだって分からないのですか?それに好きでゆとり世代なわけじゃないですし。もう学生ひとりの努力ではどうにもならないとこまできてしまってる。


私は何か人の役に立てる専門職になりたくて、看護師という道を選んだ。

就職に強いっていうメリットもあるけど、進路を決めたときはこんな時代になると思ってなかったから、そんなところまで深く考えてなかった。でもそういう強みから、いま看護を学びたいって考える人が増えてるんだろう。確かに医療系は人手足りてない業界だし、どんどんそういう人が増えればいいと思う。それでも誰にでも看護師なればいいよって言えるほど甘い世界ではないとも感じる。向き不向きもあるけど、それ以上に心のどこかで、看護っていいなって思えなかったら続かないというか。まだ私は看護学生だけど、学生生活のなかで辛いこともいっぱいあった。他の学部の子たちはあんなに楽しそうに学生生活送ってるのに、自分は寝不足の死んだ魚の目で毎日勉強して実習行って怒られ泣かされ、何やってんだっけ?って思ってた。そんなときは決まって、将来のために学生時代に先取りして苦労してるってことなんだろうなってぼんやり考えた。

夏に晴れて就職が決まったとき、中高の友達にも報告したかったけど嫌味っぽくなるんじゃないかとか、焦らせてしまうだけなんじゃないかとか、いろんなこと考えてしまって言い出せなかった。そのうち罪悪感まで感じ始めて余計に言い出しづらくて辛いときもあった。そんなとき「あっきーは就活どうなの?」って聞いてくれた子がいて、実は決まったんだって話したら、自分のことのように喜んでくれて、私は何をためらってたんだろうって恥ずかしくて嬉しくて泣きたくなった。

そんな優しくって大好きな友達がこんなに悩んでるのに、何もしてあげられないのは辛い。
話聞いてても一緒に悩んであげることくらいしか私にはできないんだなって。

やる気のあるひとが報われない社会ってなんなんですか?
みんな人並みに幸せになりたいって思うことのなにが罪なんですか?
ふつふつ湧いてくる苛立ちとか、社会に漂う澱んだ空気への嫌悪感とか
でも誰のせいなのか分からないから、やり場のない思いだけが宙ぶらりんになる。

考えれば考えるほどに大人になりたくないな、と感じてしまう。
この状況を打破するいい方法がないかと考えてみたけど、私の足りない頭では無理でした。。。
せめて、もっと私たちみたいな若い世代が未来に希望が持てるような世の中になればいいのになあ。

と、そんなことを思った2012年秋。全ての就活生のみなさんに幸あれ。