襟足をぎゅってするのがあたしの癖。

話題:ふと思うこと。

愛しくて触れたくて
指ですくっては、ぎゅっとにぎってみる

『え、なに今むしりとろうとした?』
って笑いながら千秋さんは言う。

まだまだしつこくとうまの話をするならば、あの人は「なに?やめてあんま触られるの嫌」っていうの。
だから怖くてそれ以上ふれられなくなってしまった。身体でも言葉でも。拒んだのはとうまで、踏み込まなかったのはあたし。


千秋さんは何でも受け止めてくれるからこんなに素直になれるんだって気付いた、やっと。

嫉妬してもやもやして小さなやつあたりをしてもさ、素直に話すと『嫉妬だったの?かわいいねー』って目を細めてよしよしするの。

あたしは過去のことを機会がある度にこれでもか!ってほど聞くのに何も聞いてこない千秋さん。そこにももやもやしてた。
それにも気付いてたのかな。千秋さんから、『俺ね、あんまり聞きたくないの』『嫉妬しちゃうし態度に出ちゃうから』だって。

半年以上だれとも続いたことない千秋さん。本人よりもあたしの方が気にしてて『大丈夫だよ、ずーっと続くよ』『30年くらい?』

あれ、30年だったら熟年離婚になっちゃうねって思わず笑いあってた


昨日の予定をドタキャンした千秋さん。うっかり屋さんで予定を間違えてることもたまーに
変わりに今日会えるのが楽しみだな