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作品

いつの間にか絵が上手になっていた。

2歳10ヵ月。

コースター

娘にと義姉から刺繍入りのコースターをもらった。

朝ご飯からコースターを使うのをすごく楽しみにしている。

娘の純粋さに、ふと、反省させられることがある。

ちょっと待ってね

「ちょっと待ってね」

弟ができて、娘にこう言ってしまうことが頻繁になった。

赤ちゃんが泣いたり、愚図ったりしているとどうしても言ってしまう。

仕事から家に帰ると大歓迎してくれる娘。待ちきれずに玄関まで絵本やおもちゃを持ってきて「これで遊ぼ」と見せてくれる。

こんなに楽しみにしてくれている娘に「ちょっと待ってね」と僕だって言いたくないのだけれど。
あまり繰り返していると、娘が赤ちゃんのことを嫌いになってしまわないか心配だ。

赤ちゃんがもう少し安定するまで辛抱するしかないのかな。

想い

買い物の時はいつも、妻さんが抱っこ紐で赤ちゃんを抱いてくれる。

僕が抱っこするよと言うと、妻さんは「暖かいから」と言って譲らない。

きっと、僕がよく腰を痛めてしまうから、

夜中の授乳も大変なのに、

ありがとう。

迷子

ショッピングモールに出かけたときのこと、通路の端で喧嘩している幼い兄弟がいた。どうやらショッピングカートの席を取り合っているようだ。

一緒に歩いていた娘は興味深そうに足を止めてじっと見ていた。

僕と妻さんはちょっと意地悪して、声をかけずに少し先まで進み、娘の様子を観察することにした。

そして、ふと、我に返った娘がキョロキョロ。僕たちの姿を探している。
泣いてしまうかな、と思ったけど、娘は意を決したように歩いてきた道を戻り始めてしまった。

慌てて娘を呼び止めると、振り向いて僕を見つけた娘が安心した表情を見せて駆け寄ってきた。

僕たちを見失って不安そうな顔、安堵して駆け寄ってくる笑顔。いつもと違う表情はとても愛おしく、僕にとって新鮮な体験だった。
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