以前より漠然と「球体間接人形っていいよなぁ」と思っていました。
でも、ドールってどうやら高価でお金持ちの趣味のようで、私が趣味にするには少々高嶺の花のように思え、宝くじで大金が当たったら買ってみようかなくらいの気持ちでした。
ある小説に出てくる人物に見事に魅せられ・・・というよりもはや中てられ「私もギーちゃん(人物)欲しい!!」と思ったのが去年の春頃だったでしょうか。
ある程度の資金ができたら購入したい、くらい具体的な気持ちになりました。


まあ、まどろっこしい前置きはこの位にして、遂に長年の夢だった球体間接人形を購入したのです!
購入に至るまでに「理想のギーちゃんを手に入れるために自作する」という脳内構想もあったのですが、私にはいささかハードルが高すぎました。時間はあったが、根気と安全な環境(石膏の粉を吸わないようにする設備)と勇気がなかった。いくじなし!
ドールといっても手に入れる方法や製造元は色々なのですが、初めてのドールなのでボークス社・スーパードルフィースタンダードモデルのダイ君をお迎えすることに。
ダイ君を選んだポイントは
・男の子ドールがほしかった
・スーパードルフィーというブランドの安心感
・比較的気軽な値段(あくまで"比較的")
・"こういう顔つきの子がくる"というのがあらかじめ分かっている
・通販で買える
・・・といったところでしょうか。
最後のは、なんとなくお店に出向いて「お迎えしたいんですけど・・・」と店員さんに話しかけるということが苦手なシャイ故のポイントだが。
ボディのパーテーションライン消しをお願いし、色移り防止のキャップと共に注文を確定。

お金を払うのにカードを持っていないのでやむを得ず現金書留で入金したのですが、「高い買い物しちゃったな」というリアリティが一気に押し寄せてきてなんとなく恐ろしい気持ちに・・・。
まあ喉元過ぎれば熱さ忘れるってね、1ヶ月後にダイちゃんが届いた時には金額のことはあんまり考えなくなりました。

ドールは手垢に弱いと聞いて手袋を用意したのですが、手袋をはめながらのウィッグ装着・お洋服の着せ替えは難易度が爆上がりするので、ストレスのことを考えると手袋は要らないというのが個人的な意見です。
少々高価で人型で美しいとはいえ、ある程度汚れたりするのはモノ故に仕方の無いことなのだ。
自分から服を着させられようという動きをしないお人形に服を着せるのはなかなか苦戦しました。
ウィッグはその倍くらい苦戦した。正しい付け方がいまいち分からず。
なんとかお洋服を着せウィッグを装着し、鑑賞。

公式サイトや参考に見まくっていたお迎えブログのお人形よりも、だいぶ落ち着いた顔つき・・・という第一印象。ウィッグの装着の仕方のせいか?とても大人びた瞳をしておられる。
もっと甘いショタショタしい感じだと思っていたのですが、身体も細身で「少年」て感じだ。
代表的なスーパードルフィーが約60センチあるのに対して43センチのダイくん(スーパードルフィーmidiというボディ)はけっこう小柄。
なんやかんやで可愛くて美しい子です。
スタンダードモデルを購入してウィッグや瞳を変えてオリジナリティを持たせる…という楽しみ方もあるのですが、私はけっこう元の灰色の瞳が気に入ってるのでそのままです。
ウィッグはまた、お金と気持ちの吊り合いが程よくなったら買ってみるかも。金髪ボブとかね。

せっかくなので、ドールが届いたらとらせたかったポーズで写真を撮ってみる。

(わんぱくショット)

(餃子ポーズ。オーナーの頭が残念だとこういうポーズを強いられる)
スマホのカメラ機能では彼の魅力を伝えきれないのが残念だ。
ドールの写真のために良いカメラを買う人っているんだろうな。きれいな瞳をもっとちゃんと写したい。

品質良く保存するためにはウィッグも外して素っ裸にするのが一番なのでしょうが、なんとなくそれは忍びないのでセットで付いてきた白い衣装とウィッグ(色移り防止のキャップ装着)は付けっぱなしでクローゼットの空きスペースにお座りしてもらうことにしました。
・・・なんというか、色々なポーズをとってみたけれど、クローゼットの中でモノとして佇む彼の姿が一番好きだったりします。個人的な趣味嗜好だけど。

スタンダードモデルなので素体自体に「ダイ」という名前は付いているのですが、せっかく自分のお人形なので蕣(アサガオ)という名前を付けてみました。
長野まゆみの小説に出てきそうな名前をつけたかった。

そんなこんなで、ひっそりとお部屋の片隅でお人形を愛でたいと思います。
正直いまのところは、こっそり眺めるだけで満足してます。せっかくのお人形を遊びこなせてない感すごい。
いずれ色々お洋服とか買ったり作ったりして可愛がりたいなと思っています。

以上、球体間接人形を初めて買った話おしまい。
自分が購入する時にお迎えブログを読んだのがなかなか面白かったので、自分なりに記事にしてみました。