昨夜の茶会にて暴走したブツ←←
因みにタイトルは私一人だけになった時にぼやいた掛け声←←←
「ホレ。俺様特製の手料理だ。味わいやがれ」
そう言ってテルミがテーブルの上に置いたのは、異様な物体だった。
「……なんですかこれは」
ハザマがぽつりとこぼす。テルミは真面目な表情で言いきった。
「どう見てもオムレツだろ」
「だってもう視覚的にモザイクかかってるじゃないですか」
それに対するハザマのツッコミは、本当に一瞬だった。
「…ひっでー。これでも俺様めちゃくちゃ頑張ったんだぜ?」
「どう頑張ったらこんな物が出来上がるんですか」
ばっさりと斬られ、テルミは少しいじけた様子で呟く。
「だってハザマちゃん最近忙しそうだったじゃねーか。…だから…」
「…テルミさん…」
彼なりの優しさなのだろうか。そんな事を言われては、無下にはできなくなってしまう。
「だからさ、食って元気「出せると思いますか?」
だが例えどんなに優しさがあっても、それと之とは話が別だ。
「ハザマちゃん冷たくね?」
「貴方がそんな物作るからでしょう?…だいたい、どうやったらオムレツがどどめ色になるんですか」
「は?トドは入ってねぇけd「そんな事は分かりきっています」
「…ああもう、とにかくこれは貴方がなんとかしてください」
「えー?」
「良いですね?テルミ?」
一度不服の声を上げたテルミだが、ハザマの笑顔が少し強張っている事に気が付き、コクコクと頷く。
その返事にニッコリと笑い釘を刺すと、ハザマは自室に行き、仕事を再開する。
「……」
残されたテルミは、テーブルの上の物体を眺める。
捨てるのも手だが、せっかく作ったのに。
「……そーだ、オイ蛟(みずち)」
テルミの声に反応し、三匹の蛇が姿を現す。
「食え」
テルミは爽やかな笑顔で、言った。
当然蛇は硬直する。
主の言うことは絶対だが、これはどうにも遂行しがたい。
「食え」
再び、言う。
その笑顔に、三匹の蛇は逃げるという選択肢を失ってしまった。
翌日、戦闘の際妙に反応の悪い蛇が一匹だけ目撃された。
***
皆さんの『料理の腕がカオスなテルミ』と
白羅さんの『ハザマさんや蛟に食べさせようとする』発言により降りてきたネタ(笑)
なんだかすみませんでした…orz
この後、ミズチの体調不良に気付いたハザマさんが原因を突き止めて最終的にはテルミさんが被害に遭うんですね、わかりまs\(^o^)/
アホコメント失礼しましたっ!!