楽しかったのですよ!
続きは遥輝んさんの発言を受けて書いてしまったハザテルヤンデレタヒネタ←←
茶会に参加していた方限定フリーとか言ってみます←←
「が…っは」
赤い鮮血が、地面を彩る。
その美しさに、ハザマはうっとりとため息をついた。
「とても綺麗ですよ、テルミ」
「て、め…」
テルミが声を出す度に、その唇から赤が流れていく。
それがあまりにも美しく、ハザマは一滴も逃すまいとキスをする。
「ッ…ふ、ぅ」
腹に刺さるナイフが更に深く肉をえぐり、テルミは苦痛の表情を浮かべた。
「良い表情(かお)です…もっと、もっと魅せて下さいよ」
「ハ…ザマ」
苦しげに歪んだ顔。
その金の瞳には薄らと涙が溜まっており、ハザマはくすりと微笑う。
「泣かないで下さい、テルミ」
「誰…が――ッ!!!」
ハザマはナイフを更に深く突き刺すと、テルミの目尻に溜まった涙を舐めとった。
「今日、僕の誕生日なんですよ」
まるで普通に会話をするかのような言い回しで、話す。
いや、本当に会話をしているつもりなのだろう。
状況が状況でなければ、これはただの会話なのだ。
「だから、誕生日プレゼントが欲しくなったんです」
「プレ…ゼン、ト?」
「はい!」
満面の笑みで頷くと、ハザマはテルミに突き立てられたナイフをぐり、と捩った。
「――ッい、あぁあぁぁ!!!」
堪らず叫ぶテルミに、ハザマは笑顔を絶やさない。
「…僕、欲しくなっちゃったんですよ」
汗ばむテルミの額に口付けを落とし、ハザマは更に続けた。
「僕、貴方が欲しくて堪らないんです」
言いながら、無遠慮にナイフを引き抜いた。
「ぅあッ…ぐ、」
呻くテルミの耳を甘噛みし、ハザマは同じ所にナイフを突き立てる。
何度も、何度も、繰り返し。
「あ、ぐぅ、…ッや」
その度にテルミは小さな悲鳴を上げ、ハザマから逃れようと身をよじる。
やがてテルミの悲鳴も、力も弱まり、ハザマの肩に添えられていた腕が力無く垂れた。
「嗚呼…」
恍惚とした表情で、ハザマは茫然と呟いた。
「これで貴方は、僕の物ですね」
テルミの赤で全身を染めたハザマは、やがて自身の心臓にナイフを宛てがう。
「…そして、」
躊躇なく心臓を刃で貫くと、ハザマはその場に崩れ落ちる。
「これで、永遠に一緒ですよね…テルミ」
その問い掛けに答える人間は、何処にもいなかった。
***
すみませんでしたorz