世界は××で溢れている

うるせぇよ黙れ。
心配してるだなんて嘘っぱち。鬱陶しい。誰にも分からないし、分かってほしくない。これは、俺だけのもんなんだよ。邪魔すんな。横から入ってくんな。知ったような口きくな。黙ってろよ。言わなきゃわかんねーなら聞くな。お前に何か伝えたいわけじゃねーんだよ。


大して考えてないくせに。自分だけだろうが。聞きたくないなら聞かなくていいよ。いつもそうだから。一方的だから。



って、違うんだけどね(笑)(笑)(笑)


















楽して生きたい。

そんなもん全部エゴだろーがよ
使い捨てだって言えよ
なんでもないって言ったらなんでもなくなるんだろ
冷たいのはどっちだよ
どうでもいいくせに
考えてないのはどっちだよ
言ったところで理解しようともしねぇだろーが
待ってくれた事なんて一回もないくせに
うるせーんだよ偽善者が
綺麗事だろーが全部
理由だって持ち合わせてないくせに
結局自分ばっかだろーが
嘘つきって言えよ嘘つき
クズって言ってみろよ
言わなきゃわかんねーなら言ってもわかんねーよ
なんとでも言えんだよ
100％じゃねーんだよ
問い詰めて殺せよ
めんどくさいって一番思ってんのはお前だろーが
何とも思ってないって言えよ
全部言えよ全部全部全部言えよ
喋る意味なんてねーだろーが
聞く意味なんてねーだろーが
お前もお前もお前もお前もお前も
意味だって持ち合わせてないくせに
本音と建前だって知らねーくせに
伝わらないならそれまでなんだよ
疲れたんならそれまでなんだよ
お前が言ったんだよ
そうお前が言ったんだよ
作ってればいいんだろいつだって
嘘ついてればそれでいいんだろーが







全部全部全部全部全部全部全部全部全部そうなんだろ

秋風を纏った夜は冷たくわたしを突き放した。

歩いていた。ずっと、嫌いな街を。
好きになろうとした。嫌いな街を。

鍵を渡されて鍵を返した。
帰れない時刻なのは気づいていた。

あなたは、気づかなかったけれど。


歩いていた。ずっと、夜の街を。
振り返りはしなかった。ずっと。

あの時のわたしは本当の自由で
あの時のわたしは本当の１人だった。




何もかも気づかなかったのはどっちで
冷たかったのはどっちなのか。


ただ、期待したほど感傷的にならないのは
わたしが浅はかなのか、慣れたのか。




もう、何処へだって行けるよ。


全て捨てて何処へだって行けるよ。

この世はきっと全て不燃ゴミだから、
火曜日にでも出かけよう。


鎖は捨てて、鍵も捨てて、
指輪も捨てて、何処へ行こう。

























ほら、何処へだって行けないでしょう？




失笑