これだけ長い空白の時間を経て、作中時間は地続きなキャラクターを書いた創作物で、人物像に一切ブレ無く表現できた読み物を、浅識ながら私は他に知らないので。改めて魔性の子を読んでその事実を思い知るや、驚嘆に震えが止まらない勢いですよ。