BOUDOIR

私は器(うつわ)のようである



器はただ在るだけでは意味をなさない

中に何かを取り入れてこそ、器は器として機能し、それが器だと認識される

そのように、

私は常々自分の空虚さを、非力さを感じる
でも色んな人と交流して、知識を得て、
それらを自分の一部のように取り込んで
私を私として、自らを作り出すことで
他の誰かではない、私になっていく

同じ花器でも、薔薇を入れるか向日葵を入れるかで印象が大きく変わるそのように
経験を通して、或いはその環境によって
常に変化に富んだ私でいたい


不安定でも良い
思い通りでなくても良い

何かに悩んで、困って、迷って、惑って、傷ついて、傷つけられて、それでもなお、

私を私として生かしてくれるなら良い







2011/3/23
大学卒業しました。