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*

前を走る
黒光り
イギリス製の厳ついBOXカー
バックミラーを飛ぶ飛行機
梅雨終りの晴れた昼下がり
手繋ぎ歩いた河沿いの遊歩道
通り雨に濡らされて
紫陽花の花青く美しく

静かな滝の飛沫に
乾いた心激しく揺さぶられる
情熱的な夏に向かって
情熱的なキス
バックシートで性行為
彼女の腕飛沫と共に上下

何を欲しているのか
愛することでは足りないなにか
満たされないなにか

都会を逃れても
田舎を飛び出しても
この衝動からは抜け出せない
海まで走っても

何処に行けば旨い飯にありつけるのか
何をすればいい女を喰えるのか
そんな生き方しか知らない俺だから
君を失って
悲しみ乗り越えるすべ知らない

*

眼を瞑って眠る夜なら
胸が押し潰されそうになる
瞼を通して月の黄色い光が切なく

いくつもの会えぬ夜を越えて
僕らが手にしたのは
空っぽの心と乾いた涙のあと

泣きたいくせに
「じゃあね」何食わぬ顔意地らしく

同じ道を歩いて
同じものに触れて
同じ明日を夢見て
同じこと想うのに

何故出会って恋をすること
こんな罪背負うのか

愛はいつしか
エゴの押し付けにすりかわり
涙も枯れ果てる
そう思えば尚更わからない

泣かせて負わせておいて
「僕だけを愛せよ」
言えるだけの強さ持ち合わせてない

思い出す
僕が付けたくちずけのあと
いとおしくなぞる指
グロス拭って微笑んだ顔

君ばかり傷付けた
気ままな恋

*

お揃いのリングを
つけ外しては眺める
これが全てではないけど
確かにひとつの証

ごめんね
謝る度本当の気持ち隠して
いたわるつもりが傷付けて
いつの間にか引き返せない道の上

ねぇもし私
結ばれたいといったら
あなた口付けて頷いてくれる?

昨日の夜の冷たい態度
受け入れられずに
また時計の音を数えて
あなたがドア叩くのを待ってる

ごめんね
謝る度本当の気持ち隠して
いたわるつもりが傷付けて
いつの間にか引き返せない道の上

ねぇもし私
全て夢だったら
どんなに良かったか
あなた朝だよって揺すってみせて

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