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*

悲しみ痛みひとつになろうと
同じ倫を通った

憎しみ妬み
裁かれるべきなのかもわからないと
小さく震えていた

今ひとつの命が
この世界に産み落とされた
長い時を越えて喉を伝った
泣き声が愛しい

あなたの指す方へ歩いていけば
何があるだろう
花が咲き乱れ小鳥が歌うような
そんなイメージが色を帯びる前に
たどり着く必ずきっと
だから背中を押して春の風よ

唇の気配に首筋が震えて
上手く笑うことが出来ない

律儀で優しくない遊歩道
花柄のワンピース着て歩くの
この胸があなたを忘れるまで

足首にひと吹きの香水(パフューム)
醒まして私の恋心を

*

最近ふたりすれ違ってばかり
見上げるのは窓の外ばかり
枠組みに縁取られて水色の空すまし顔

つれないねとお互いを小突きあい
子供のような喧騒が頭を掻き回す

出会った頃のようなときめきはないけれど
もっと深くを知っている


青い幸せ

*

寂しい

なんて言えない

独りぼっち

泣くだけ

「愛しているよ
側に居て」

独りごちて

泣くだけ

*

湿っぽく光るコンクリート
ぼんやりスポットライト浴びて
僕だけが特別なんだと
小さな主張繰り返す

ヘッドライト片方だけ切れて
視界は暗いまま片方のまま走る車

真実なんて闇の中で
手探りの愛はひとりの夜を更に深くした

愛している
寂しさ窓の外の雨粒
悲しく耳を打つ

ミルクティのように
冷めた愛掻き回しても
さて、何が変わるのか

*

どれも同じ形
それぞれに愛を重ねても
何もかもここへ帰ってくるのだから

一人きり寂しい夜に
電話さえできぬこの思い
知っているのか

終止符打つなら
最後にそれくらいは
私にやらせて
二度と戻って来ないように
自分の手でたちきりたいの

「ごめんね、寂しい思いさせて」
私との未来など見ていないくせに
どうすれば私
あなたを許せる

Happyendなどないと知っているから
今夜いつまでも抱き締めて

眠れず目を腫らし化粧で隠して
そんな日々はもう今日まで

美しくなるわ
その日が来たとき
もっと幸せな私でいるために

つかの間の別れは今
さよなら言わないで
おやすみまた明日
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