高校時代の私は一言で言うと「心荒んでる」って感じでした。その時に支えてくれたのが、当時の部活顧問でもあった『先生』です。当然自分が一番ではない事を知りながら、尽くしていました。多分、誰かに「必要」とされたかったんだなあ、と思っています。若かりし自分乙w(3股かけられていましたので)。
結果的に先生が他県に転勤になった事を機にその事に気づき、他の男性とお付き合いしていました。それが、他高の先輩とネットで出会った「秋」です。この当時お付き合いした人の中でも「秋」は兎に角大切な存在の人物です。彼との想い出に関しては本当に「奇跡」と言わざるを得ません。

 
高校3年になり、最後の高総体間近になり始めた頃、久しぶりに裕と会いました。その頃の私は、だいぶん大人になってきていて、裕への気持ちの形にも整理が付き始めていました。合計4人でカラオケに行き、彼が一言耳元で「お前の為に歌うからな。」と言って歌ってくれたのが
Janne Da Arc「Rainy〜愛の調べ〜」



歌詞を全て覚え、私の目だけを見て歌ってくれた曲でした。悲しくて、辛くて、切なくて。だけど、幸せで。目を逸らしてPVを見ていた。本当はその視線が嬉しかったのに。涙が隠せなさそうで、苦しかったから。

私はその日、裕に告白しようと思っていました。「愛してる」は重いから「好き」でも、自分の気持ちを伝えたかった。だけど、そんな事を決心していた私に向かって彼は「遠距離は無理かな」と。大学生になった今では、当時の距離は大したことありませんが、高校生の私たちにとっては立派な『遠距離』だったのです。ああ、無理なんなんだな、と思いながら。だけど貴重な2人きりの時間を大切にしよう。と思っていた…気もしますwだけど、多分私はそれどころではなかったなあとwwその時、気持ちを伝えればよかったな、とか。手を繋げばよかったな、とか。色々考えました。

だけども、帰り道にも終わりがあるから。


でもね、帰宅した後とかにメールしてたら(彼は当時もpc)、すごい想いが伝わってくるんですよ。本当に。私は大好きなのに。それが辛くて「思わせぶりな事言わないで」って言ったと思うんです。私は気持ち伝えてないくせに。そしたら、その時の返事が。


「俺はただ最近すごいきつい事多くて、そんな時むっちゃ明るい楓に会って、結構楽になれて、この子の彼氏になれてよかったなぁて思ってたんよ。んで、やっぱ好きなんだなぁっておもったけど、でもやり直そうなんて言えるほど思いあがってないです。思わせぶりなこと言ってごめんねー。」


原文のまま!!笑
これを私が保存しているという事は、相当嬉しかった。だけど、どうして好きなのに付き合えないのか。という気持ちと葛藤していたと思います。私、基本的に恋愛で泣いたりすることがないのですが、この時、私は号泣して、挙句に学校を3日程休んだ覚えがあります。Janneを聞き、とりあえず泣き倒しました。どんな理由を付けて学校を休んだのかも覚えていません。

あ、当時の私によると(手書きの日記が残っていましたw)、「結局私ばかりが好きで、前に進めてないんだよね」なんだそうです。彼は彼で、今の私のように私との恋愛に整理を付けていたのでしょうね。私が子どもすぎたのです。


本当に胸糞悪い話なのですが、私はヤケクソ起こしてしまいまして…。その時、カラオケに一緒にいった「渉」と付き合う事になりました(最低)。しかも、渉は裕と同じ高校なのです。どの道、遠距離なのに、どうして私は押し切って裕と付き合わなかったのだろう、と考えてしまいます。

寂しさを埋める為に。
裕を嫉妬させる為に。

そんな気持ちで付き合っていました。渉も携帯を寮へとは持っていけなかったので「文通」をしていましたwwしかし、渉は私が裕の事を忘れられない、と知った上で付き合ってくれていたので様々な理解があり、長く付き合う事になりました。(結果的に大学1年夏頃まで1年半ほど)

渉と付き合う事になって知ったのですが、裕は寮の部屋に唯一の私との2ショット写真を飾ってくれていたそうです。しかし、私が渉と付き合う事になったのを機に外したようでしたが。嬉しい、けれど辛い。だったら、それだけの言葉が欲しかったから。「言葉」に頼るなんでまだまだ私も子どもでしたね。



彼が遠距離を拒んだ理由は「彼女」も「勉強」も両方、同じように大切にしてあげれないから。「彼女」を幸せにしてあげれないから、だそうです。彼らしいと言えば彼らしい愛し方ですね。

「俺は裏切られるのは構わないんだけどね、そういう覚悟で付き合うから。でも俺が裏切っちゃうことを考えたら、それは辛いなーと。誰かさんに教えてもらいました。結局人間は自分本位な生き物だから、自分が辛いことは避けるんですかね…。」


そんな「誰かさん」、はね。
裏切られたなんて思ってないよ。
これだけ愛せる人なんて人生で
多分もういないと思う。
それがあなたならいいの。


長くなりましたがwBでした。