『さ よ な ら 、シュウカ』
落ちる感覚の中、ミカサを怨むことよりただ彼のことを考えていた。
右足を捕まれる、涎を垂らす巨人になすすべもなく。
嗚呼、

Bad Romance
(エレン、私もアナタのことがーーー)
暗転。

「ねぇっ、何このゲーム!」
アルミンがメインストーリーを担当したミカサに問う。

「ただの恋愛シュミレーションゲーム」
「違うよ!こんなスリラーは恋シュミじゃないよ!」
恋愛シュミレーションゲームっていうのはプレイヤーがこうこっぱずかしいぃい!!とTVの前で悶えるもんなんだよ!

「アルミンの案は斬新さが足りない」
そんなんじゃ団長の要望に応えれない。


そう言うミカサに私は渇いた笑いしか起きない。
ゲームの中だろうと私とエレンがそういう仲になるのを拒絶するのはミカサらしい。


あ、申し遅れました。
私たちはを作る会社の社員です。
私たちが勤める会社は部門毎(亡き会長がそういったのが好きだったらしい)に憲兵団()、調査兵団(携帯ゲームアプリ)、駐屯()とつけられ、リーダーを団長、サブリーダーを兵長と呼んでいます。