2008-9-21 05:34
思いっきりネタバレ・・・
最初は精霊さんと壬晴のやりとりでスタート。
ここで気になったのをひとつ。いや・・・実際ひとつじゃないけど、一番気になったのがこれです。
『間に合わなかったけれど あなたの望むように出来たわね』
間に合わなかった・・・って。
何が―?
森羅万象は人知を超えた智。
何でもあり。なんですよね?
そんな万全の森羅万象に、間に合う間に合わないなんてあるのか。
何でも叶えられるのかなとか思ってたけど、違うのかな。
しかし、結果的には壬晴の望み通りになってるらしい。
ぇ。壬晴。一体何を願ったの・・・?
つか、
『私の勝ちね 旭日』
って、どーゆうことでしょう。
ウチ、どっか読み逃してるんだろうか。
さっぱり分からない。
何の勝負だ。
旭日さんの願いはなんだったんだろ??
『母さん・・・?哀しいの?』
『僕が約束を破ったから』
約束・・・?
と思い当たったのが二巻の宵風とのシーン。
読み返してみました。
「無関心だな
誰かを助けようとも思わないのか・・・?
大切な人もいないのか・・・?」
――愛さず、それが主義なのか
六条壬晴――
宵風の問に、分からないと返した壬晴。
一瞬過ぎったのは・・・旭日さん。
約束。
もしかしたら、旭日さんの願いと関係してるのかな。
「壬晴君。あれから一月経ったよ」
おおお!!!
ミニマム虹一!!!!
小さいな!!小さいな!!!眼鏡のサイズがあってないな!!!(笑)
萬天の山中にある空家に身を潜めてたんだね。一月も。
「僕らは灰狼衆や風魔から君を守るためにここに身を潜めているんだ」
灰狼衆ってのはわかるけど・・・風魔からも!?
もはやみんなから狙われてますか・・・。
ついに、隠の王になったんだなぁって思いましたよ。
「雪見さん!」
「雪見さんは無事なの!?
俺を助けるためにひとりで・・・」
一番最初に思い出した人物が雪見さん。
しかも、「俺達」じゃなくて俺・・・一人。
やっぱりだよね(泣)
「おやおや ここまで這って来たんですかね」
ゆぎみぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいい
ぅぉおおおおおおカッコイイぃぃぃぃ(泣)←もはや涙目
瀕死の身体で壬晴を守ったよ雪見!!!
片腕で・・・壬晴を連れて。
ぅゎぁあん!!!
生きてた雪見ぃぃぃぃぃ!!よがっだぁぁぁぁぁぁあああああ!!!(滝)
あの状態からどうやって・・・
というか...もう涙が・・・
雪見は、宵風を覚えていないわけだから、当然約束だって覚えてるわけないよね?
けれど、忘れたことは自覚してるんです。
何かを忘れた。
そして淋しさ。
感覚的なものですか。忘れてない。消えてない。
壬晴を助けなきゃってのも・・・もしかしたらそんなところから湧き上がってきたのかな。
ううう・・・
「あたしと兄さんはね
灰狼衆を抜けてきたんすよ」
確かに、先月号で荷物をトラックに積む天立夫婦が描いてあったもんね。
けれど、
目的・・・というか、雪見さんの決意は・・・
ううう...
守ろうと、救おうとした対象が、宵風から壬晴に摩り替わってます。
壬晴君。
ここで少し引っ掛かった様子。
「俺・・・を・・・?」
そんなわだかまりを残したまま、天立家に到着。
兄さん。転がり込んでました。
一月。いや正確には入院してたんだから、少し前からってことですが・・・
「雪見さん・・・
あの部屋にはもう戻らないの・・・?」
戻らないの・・・・・・!?!?
戻ってないんだろうか。
というか、何で帰らなかったんだろう。
もう元気だっていうなら、帰ってもよかったんじゃない?
何でだろ。何か思いがあったんだろうか。
灰狼衆から、逃れる為だろうか。
それにしても・・・兄さん何故ぇぇぇ・・・
「よいて!」
あーーーーーーー!!!!!!!!
ねこぉぉぉぉぉぉおおおお!!????
黒・・・猫・・・
9巻に出てた黒猫ですよね。
病み上がりに遠くまで行ってもらった・・・猫・・・
「表の仕事中に・・・―――」
表の仕事!?
そりゃ覚えてるわけないけど。妙なとこが上手ぁく直されてるなぁなんて。
表の仕事中に・・・司とも出会ったってなってた。
違うよー!!!宵風の生きてた時間を探してたんでしょー!!
つか、司はどうなんだろ。
やっぱり・・・「そら」を忘れてるんだろうか・・・。
壬晴君。
思い出しました。
宵風はともかく、誰かを消したということに。
宵風という名前に反応しているのを見る限り、姿形はまだだけど名前はおもいだせたんだね。
「オレの渾身のネーミングセンスなんだよ
こいつ黒猫だしピッタリだろ」
宵に吹く風、
宵風
だもんね!!
というか、渾身・・・
というか黒って・・・
連想しますよね・・・よーいてくーん。
「オレのこのフワフワした感覚は 腕がが失くなった所為じゃあなかったんだな」
フワフワした感覚・・・?
「お前はは消したことを覚えてる
オレも忘れたことを自覚してる だろ?」
おーー!!
近づいてきた!
「そのひとの記憶や思い出や形が残っていたらきっと俺は
生きてられなかった」
「でも・・・どうして
忘れたのに こんな
心がまるで空洞みたいに・・・」
「淋しいからだろ」
ゆきみぃぃぃ!!
やっぱイイ男だ!!!
真っ直ぐに壬晴を受け止めて、真っ直ぐに答える。
もうお母さんだよ雪見さん!!!
「もしかしたらさ
そいつ どっかで生きてて
ばったり会うことも会うのこともあるのかもしんねえし」
「お前がちゃんと立って歩けるまで・・・今はまだ な」
す・・・素敵だ・・・・・・!!!!!(泣)
壬晴が泣いたシーンで、もはや私もボーロボロ。
久しぶりに泣きましたよ!!!
「これだから・・・
ガキってのは――――」
雪見!!!
あなたはなんでそこまでイイ男なんだ!!!!
わぁぁぁああああぁぁん!!!
染みる!!心にダイレクトに染みました!!!
何なんだこの切なさは。
ここで今週は終わり。
・・・なんか、森羅万象。
壬晴の迷いをそのまま具現化したみたいだな。
一緒に生きたい
けれど、消してと願う大切な人
中途半端に残っている、宵風の欠片。記憶と感覚。
切ない・・・!!
けれど、宵風は生きてるんじゃないかと、何となく思うのですが(泣)
完全には消えてない。
これが先月の予告に書いてあった「歪み」なんだろうか。
とりあえず・・・ここまで。
読んでくださった方、ありがとうございます!!!
・・