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7.君の太陽

目に映らなくてもいい
君が安らぐ場所が私であるなら……



「はぁっはぁっ……ダメぇっ」

「もっとっ……感じて」

「あぁっ、ゆ…っう、だめっ」

「もうっ、イクよっ?」

「あぁぁっ…はぁっ、はぁ」




「今日も凄かったね」

「ほんと高校生の体力ありえない」

「先生だってまだ若いじゃん」

「ちょっとぐらい休憩してよ」

「はいはい。次はね」

そう言ってシャワールームに行く
佐藤くんの背中を見ながらため息。

私と彼は絶対に関係を持ってはいけないのになぜか彼の、佐藤くんの目の奥の寂しさを見たあの日から1人に出来なくなる。


これが母性なのか同情なのかはわからないけど、佐藤くんに抱かれてる時、寂しさや不安やもどかしさを彼から感じながら、大丈夫だよ。ってなだめるように私は抱かれる。


周りから見るとおかしいのかもしれない。

でも今の私は彼の1番の安らぐ場所ならそれでいいと思ってしまう。


これ以上の感情を持ってはいけないし、彼を突き放すことも出来ない。


いや、突き放せない……だって…


「先生?シャワー浴びる?」

「ん?そうしようかな〜」

「じゃあ俺と入る?」

「え〜やだ。シャワーだけじゃ終わらないもん」

「いいじゃんか〜ねぇ〜」

「だーめ。先に寝てていいよ」


「ねぇ、先生…ありがとね」


ほら、またそうやって寂しい顔するからさ、私の心はあなたのSOSに手を伸ばしちゃうんだ。


「佐藤くん。やっぱ一緒に入ろっか」

「うん!」



あなたが笑ってくれるなら
笑っていてくれるなら
私は気づかないふりを続けるよ?


あなたの思いに。


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