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operate


意識は消え行く










絵画はまるで殺人犯のように微笑む


足枷を嵌められ

羽根は千切られ

視覚は奪われた



力が入らない身体
高熱症状
ビビッドカラーのお星様



薄れ行く意識


嗚呼 私は何処へ行く?


一体誰が私の帰りを待っていてくれるというのか





、そっちの世界は わからない!






光るナイフ

開かれる身体


現れたのは真っ赤なチェリー



酷刑を課せられた私はどんなに滑稽だろうか!




ああ しにたいな!



痛みすらしらないのに

声すらでないのに






きもちわるいよ












泣きたくなる、
だけど貴女が待っててくれる




私を救うのは青空ペンダント

magic-away




泡の幻想












もし上手に歌えるなら


私もお姫様になれるだろうか








海に映るのは遠い宇宙




ノルデの心
光はこんなにも訴えているというのに、




まっくら、なにも見えやしない




水面に落とした退廃マジック
闇夜に溶けた虹色クレパス


皮肉と笑うあの娘は誰?


目隠しされた満月は
悲しみをぽろぼろ溢しては締めた






忘れ去れた 貴女の写真

隣に写るこの娘は誰?


銀の髪を 誇らしげにたなびかせ 幸せを歌い 約束を交わす




嗚呼 知っている

私はこの娘を知っている











コルクの地図
コットンキャンディー
ピーチピンクのアイシャドウ


どんなに愛されようとも
どんなに光を浴びようとも
どんなに大きくなろうとも


















その足を伝うのは
無数の蛇だった


















魔法の本は 閉じられた


崩れ行く視界










青空ペンダント、私が使命を忘れないようにと


輝いた

remember



思い出した

哀れな私
















首を締めるのは真っ赤なネクタイ

髪をかきむしるのは灰色の過去


青空見上げて想い浸るのは

中毒症状?自己嫌悪



削り忘れた色鉛筆
塗り憧れては 零れ落ちる
悲劇なヒロイン?みっともない


洗って伸ばしたレースのハンカチ
王子様は拾ってくれない
草臥れた布切れなんて 海に溺れて藻屑となるだけ





思い出したくない

思い出したい



荒れた過去
澄んだ心


無くしてしまったストラップ
貴女は今でも見つからない





其れは一時の憧れ
―所詮出鱈目に過ぎないのだ



あの日の言葉も
貴女の心も
私の理屈も



いっそのこと全部全部消えてしまったらいいのに―



棄てられてしまった私なんて、見たくない 消し去りたい




素通りするのは溺れた人々

向けられるのは期待の眼差し



嗚呼 私に何が出来るの?

スポットライトを浴びたって 皆が見るのは あの娘ばかり



嗚呼 私の存在価値は?
嗚呼 私の生きる意味って?




利用されるだけにはなりたくない
私だって綻びたいのだ




其の笑顔
其の音声




嗚呼 何と汚ならしい―。







盗み見ては絶望する

貴女の横顔


















それでもまだ、
私は長い長い髪を
切れないままでいるのだ





























みんなみんな、だいきらいだ


このせかいは ゆがんでいる


きえちゃえ、


みんなみんな


きえちゃえばいいんだ―…………!












嘲笑った其の口は
二度と 開かれることは無かった





握りしめたのは 銀のナイフ 約束の縄







青空ペンダントが

堕ちて来た






(そう、あれは初夏の太陽)

escape




夢見る宇宙

















何を映す?

時代遅れな恋愛ドラマ
電波は通らず携帯電話
深い深いエメラルド


吸い込まれてしまう
奪われてしまう


その奥には何が眠るの?


私を映してくれはしない

溢れだすのは広いオーシャン
乾き行くのは荒れた大地


聴いたこともないような曲を 楽しそうに口ずさむ



蛍光ピンクの高層ビル
ポップな英字が訴える



ようこそ 世界の終わりへ

契約書の前では全てが平伏す
情報化されしは悲しむ其の心


ようこそ 世界の終わりへ

眩しい空はペットボトル
ざわめく木々は観葉植物


ようこそ 世界の終わりへ


貴女は笑った

さあおいで 私と共に逃げちゃおう


しなやかな指先
白で覆った左腕
唇はスカーレット



私の頭は迷走中
微熱は広がり快楽を呼ぶ

其の手を掴んで世界を棄てよう
遠い星でご飯を食べよう




貴女が一緒にいるのなら

私は何にでもなれるから








さあ逃げよう


私と貴女で宇宙旅行
星のステッキ奇跡を起こして



さあ逃げよう

何処までも
昔無くしたポロライド
探せば見つかるはずなんだ





さあ逃げよう

星屑オートバイ
貴女の背中に抱きついて





何処に行こうか、

     広い宇宙!











笑うときだって泣くときだって。
死ぬときだって生まれるときだって。


貴女と一緒に居たいから






何の魔法をかけてくれるの?

スカートふわりとたなびかせ


貴女は困ったように笑いながら
私のおでこに約束した
































溢れだすのは白のガーベラ

貴女に手を重ね心に誓う





嗚呼、私はもう行かなくては

このままでは壊れてしまう


溢れだした愛にキスをして



青空ペンダントは私に着いてくる



私は






























世界を変えるのだ






―――そう、あの時の先駆者は、私なのだから

die




応えたのは 小玉した私













聴こえて来るのは
ハートの音

柏ノ木は笑った


お帰りなさい、

迎えに来たのは幼き想い
暖かき母


歌うは真っ赤なチューリップ
祝福するのはしらどりと 星の妖精 跳ねるクジラ


お帰りなさい、


微笑む緑 青空 商店街



お帰りなさい、

お帰りなさい、

お帰りなさい、






よく 帰って来たね





そう言って彼女は
約束を取り出した

















嗚呼 違う 違う


ここじゃ、ないんだ



薔薇のカーテン
揺れるポスト
黄色のジョウロ



違う 違う



私は此処では殺される

逃げなければ

逃げなければ





世界はぐるりと仰天する


気付いた時には宙に舞う

嗚呼、嗚呼、あア・・・―


また同じ過ちを犯してしまうんだ




目を瞑る


彩られた世界はどこまでも




遠イ なクシた アの日ト そックり デ 、











―………これは成功?
あの時は確かにそう感じたのだ

―………でも、

でも、でも、でも、でも――――…………?








何かが、違うんじゃないか―…………?












差し伸ばされしは欲にまみれた無数の腕


嗚呼 廻るのだ、


滴は何処までも堕ちて行った




奪われたのは 一層輝き出した青空ペンダント
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