鏡に映ったのは 私だった
世界に
私と君で
二人きり
それは寂しいような
嬉しいような
夕焼けのびる影法師
うっすらお星様は知らんぷり
気持ち全部
君だけに押し付けるなんて出来ないよ
ねえ苦しいよ
笑うのにもなんで こんなに辛いの
世界に
君と私で
二人きり
ああ神様
どうしてこんなにしちゃったの
上手くいかないよ
もうやめたいんだよ
だって私は一番じゃないから
きっと君にはもっと相応しい人がいるから
ケンカだってするし 笑い合ったりだってするし
こんなの楽しいなんて 思いたくないよ、素直になれないよ
受け止めてくれる君が大好きなんて 認めたくないんだよ
だから ほら
世界に
私と君で
二人きり
それならさ、私にとっての世界は君にしよう 君にとっての私は世界にしよう
寂しいというなら 二人で寄り添おう
君が神様になりたいって言うなら 私は気持ち全部 あげるから
私を変えてくれたのは世界じゃなくて君なんだ
ほら お星様だってホントは笑ってたんだね
世界に
私と君で
二人きり
回れ回れコーヒーカップ
実はみんな私たちを知ってたんだね ホントは君は全部知ってたんだね
私が見てなかったことを
私が出来なかったことを
君は知ってたんだね
君はすんなりやっちゃうんだね
ねえきいてよ
私
君と笑ってたいよ
君と世界一周するまでは
泣いたり笑ったりできるだろう
君のことが好きだから
伝わる体温 恋しいんだよ
いつまでも楽しい夢を見よう
世界に
私と君で
二人きり
ホントは
私と君と
みんながいる
君に貰ったプレゼント
開けてみたら 青空ペンダント
愛の味
-Love*taste-
ねえ聞いて
どんなに気持ちははやっても 足は鋤くんじゃうんだよ
ねえ聞いて
私はこんなにもイイ声で泣くんだよ
ねえ聞いて
今日のミルクティー 結構美味しく淹れられたんだよ
愛を歌おうチューリップ
ピンクの想いは貴女の頬っぺ
真っ赤などろどろ 私の気持ち?
気付けばまだ貴女に引きずられてる 私が貴女を引きずっている?
ねえ聞いて
その瞳 その髪 その指先
ぜんぶぜんぶ いとおしいんだよ
ねえ聞いて
ほんとは貴女のこと壊したいくらいすきなんだよ
ねえ聞いて
ほんとはじぶんがへんだって
しってるんだよ
どうしてかなあ?
笑う貴女にぐちゃぐちゃクレパス
泣きわめく貴女にご褒美玩具
笑って欲しい、泣いてほしい
シーサーバランス微妙じゃない?
ねえ聞いて
自分でもよくわからないんだよまえはまっくらで
ねえ聞いて
ほんとはほんとはトめてほしいんだよ もうこんなのやなんだよ
ねえ聞いて
さむくてしょうがないなんてうそだよ ぎゅってだきしめてほしくて
ねえ、
きいて
ほんとはほんとは
おねがいいっぱいしたいんだ
ライム味の恋心
独り占めしたくて
でも嫌われたくなくて
なんでこんなにくるしいんだろうね
すきってうそなのかもね?
みんなみんなに だいすきって
ほんとはそんなのちがうだろう?
自分でも分かってる、解ってるのに。
どうして線は真っ直ぐ引けないの。
自信が持てない、なんて当たり前。だって私は、あの木を傷付けちゃったんだよ
きっと今頃泣いてるの
だけど今頃忘れるの
それならいっそのこと 花を咲かせないで欲しいのに
ほんとにあいしてくれるの誰だっけ?みんなみんな下手くそばっか。
神さま気取りで 嗚呼かわいそうに?悲劇の少年少女たち
みんなみんな他人事
私は貴女のなんですか?
すきだなんて嘘ついて
そんなに私を苦しませたいんですか?
水中空間
貴女だって息するの限界だよね。
結果数値ココロ能力
棄てることも出来ないんだろう?
―…………みんなほら 今日も刃物を握ってる
怖いのほんとに 私だけ?
ねえ聞いて 青空ペンダント、
(わたしといっしょにしんでくれ)
見つけ出される宝物
あの時傷付いたのは そう 私だけではなくて 世界中の人
所詮お遊びだったということだろう、
どんなに愛してると伝えても
其の方法が間違っていたなら 貴女は怯えるだけだろう、
どうか私の首に手を掛けて
どんなに首を締めたって
どんなに紅を流したって
それじゃ意味がないの
貴女は何時だってそうだ
私が傷付く事を恐れている
けれど 私が汚れる事を誰より嫌う
なんて矛盾
馬鹿みたいじゃないか
真っ赤なブーツ
背伸びしたブラウンアイシャドウ
ガーリーピンクの髪飾り
キスを誘ってラメ入りリップ
全部全部 貴女の為なのに
貴女はずっと泣いてるじゃないか。
一枚一枚に歴史は刻まれて行く
愛を掛け合い 涙を流し
離れられない関係なのだ、
私と貴女は。
お願い、
時を戻して
どうしたら貴女を泣かせられるだろう
嗚呼
でも
私にとって痛みは快楽なのだ
私にとって暴力は愛情なのだ
私にとって貴女は世界なのだ
それは傷よりも
更に深い
貴女に刻まれて
私は幸せ
この瞳に映る世界は、
即ち永遠、ユートピア
芸術至上主義
ああだったら良かったのに。
こうならば上手くいったのに。
負の感情に包まれる それが
そう、 私の芸術世界
貴女だけを考えながら
今日も意味の無い世界を広げて行く
それに惚れる人間何て
一人も居やしないのに。
独りで今日も手を動かすんだ
また一歩、強くなれるように
新たな頁を書き足した
私を縛るのは青空ペンダント
毎度私にまとわりつく此の正体、
解るには私は未だ子供
手中に納めてしまえば
全て自分の世界へ引き込める
何て美しいアブトラクト
神に愛されて手に入れたのか
神を嘲笑う為に手に入れたのか
青と白のコントラスト
狭間の光は永遠語る物語
線と線の恋愛感情
愛してしまえば世界は踊る
私が求めたものは
忠実なまでのリアリティ
では何故?
弾ける世界に夢を見る
暗闇に隠れる強いタッチ
光に照らされ消え行く白色
想いを抱くのが芸術だというのなら
走る其の脚も、
彼女の涙も、
命を救う点滴も。
そう、この星は一種の芸術品
回る瞬間に全てを悟る
解るだろうか?
私の叫び声
きっと貴女には届いていないのだろう
嗚呼、悲しいなと流すこのハートでさえ、
彩られた作品の一部
優美に光彩を放つ
ここは地球。
オーシャンブルーの
唯一無二の 輝く石
手を取り合えば
ぐるぐる回る
貴女のすべきことは何ですか、
私を愛してよ
青空ペンダントはどんなに叫んでも 貴女には到底届かないのだ
そう、だから私はあの日 青空ペンダントを契り捨てた
嗚呼、何て美しいのだろうか。
林檎の明暗
隙間風の彩り
葉脈の吐息だとか
この世界は物語が絶えない
溢れ出すパノラマ
笑顔 憎悪 明日
馬鹿らしくも愛らしい
どうか未だ 終わらせないで
電車に呑まれるあの瞬間を
嗚呼 言葉に表せない
闇に映る疲れた瞳
この世界の美しさに 少し当てられてしまっただけなのに
息をすることでさえ
どうして
こんなにも苦しい
冬の厳しさ
向日葵の笑顔
蟻の節々
全てをこの枠に閉じ込められたらいいのに
どんなに私の世界に導いても 手に入らないと知っているのに
なんて矛盾
探し始めた時にはもう遅い
叫んだ時にはもう手遅れ
人間なんてそんなもの
何を護ればいいかなんて分からない
愛した数だって計り知れない
貪欲に快楽を貪っては自己嫌悪
気持ち悪いね 吐き出しそう
ならば何故
私は芸術として羽根を広げた?
あの日君は約束した
嗚呼
天使よ
知らないことに魔法をかけてくれ、
だから生まれたのだ
青空ペンダント