話題:行くあてのない気持ち

彼に連絡をしてしまった。

偶然起きた関東でのわりと大きめな地震。

それさえも口実にするあたし。

大丈夫?と。

何回かでやりとりはさっと切り上げたけど。

それでまた確信するんだ。

あなたが好きだってことと、あなたがあたしのことなんとも思ってないこと。

本当にあなたが遠い。

一週間前はあんなに近くに感じたのにね。

友達になったあなたの言う言葉に嘘なんかなくて。

それはあたしが一番よく知ってて。

周りから見たら都合のいい女かもしれないけれど。

あなたに、あたしは都合のいい女なの?と聞いたところで、あなたはきっとそんなことないって言うでしょう。

たぶんほんとにそう。

あなたはあたしのこと都合のいい女だなんて思ってない。

あなたはただ純粋にあたしを慕ってくれてるだけ。

何度も何度も離れようとして離れられないのはあたしだけじゃないんだ、きっと。

けど、あなたはあたしのことを友達以上にみることはきっともうない。

それもわかってる。


先週、二度目にあなたがやってきた時。

あなたを玄関で迎えた時。

ただいまって言ったあなたに。

あたしはうまくおかえりと言えずに、

え、え、ってなっていたら。

あなたはまた、ただいまと繰り返し。

あたしにおかえりを要求したね。

いつもそう。

あなたはあたしにおかえりと言わせる。

あたしのとこになんて戻ってこないくせに。

戻ってきてよ。

あなたを受け止める場所でありたいよ。

あたしじゃだめかな。