ゆっきーに何かが乗り移ったようです。
疲れからか、日頃にはないお下品な会話がありますので注意(!)
後先考えずに書いてみたネタ。
輪廻転生シリーズで戦国BASARAネタに加えて、ゆっきー別人注意。
変だ、と感じたのは唐突に倒れた彼が起きてすぐの事。
佐助達にはいつもと変わりない、と言える応対だった。現に誰も気付いていない、御館様も佐助も気付いていない。
私一人、彼の異変に気付いた。
「で、誰なんです?」
「か、華澄殿?」
「彼の中にいる貴方は、誰ですか」
ねぇ、どうして貴方が彼の中にいるんですか?
そこにいた彼はどこに行ったんですか、ねぇ、
「答え次第では、どうするか分かりませんよ」
ねぇ、どこにやったんですか、私の……
「彼をどこにやったのか素直に答えてくれたら今なら、こ
ぉぉうっ!?」
ボロボロボロボロ、盛大に涙を流して顔を崩す『彼』に思わずおののいてしまいました、何ですか、泣いて許されるとでも思ってるんですか。
「わ、私も分かんなくて幸村幸村って呼ばれて訳分かんないうちにこんなになっちゃって急に身体が男になっちゃって立派なもん付いてるしでテンパっちゃってる内になんか話が進んじゃって今更違うなんて言えなかったんだもぉぉーん!!ひぃぃぃん!気付いてくれてありがとぉぉ!!」
「………」
殺してあげます、今なら痛みもなく。
と、言うはずだった言葉を飲み込む。
どうやら『彼』ではなく『彼女』らしい彼の中身の人はその端正な顔を残念なぐらいに泣き崩して抱き付いてくるのにプチン、と来た。
「その顔で泣くんじゃありません!!」
「ひぇぇええ!?」
彼が泣いた所なんて、それこそ少ないのに大泣きなんて見せられた私の思いを察しなさい!
「しかも立派なものってな、なな何を、見てるんですか、貴方は!?」
「え、おチ」
「その口で卑猥用語を言うな!!」
どうしろと、と言いたげな彼女を無視して頭を抱えたい気分で息を吐き出す。
顔が顔なだけに戸惑ってしまう私は悪くないと思うんです。
「えーっと、ごめんね?でも受け入れる華澄さんが大変そ、」
「それ以上を言うと身体が幸村だろうと刺す」
「ゴメンナサイ」
本当にいい加減にして頂きたいですね、早急に何とかした方が良さそうです。
「取り敢えず、貴方の名前は?」
「あ、はい、私の名前は───」
沢田 柘奈です!
(……沢田、ツッコミの星の下に生まれる運命の苦労性になる、あの沢田ですか)(どんな姓名判断!?)(沢田柘奈(ツナ)とはまた……チッ)(舌打ちー!?)
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姉御、全体的に気に入らない模様。
別にゆっきーの存在が消えた訳ではなく、ただ乗り移っただけで奥底で眠ってます。
柘奈は乗り移った際にゆっきーの記憶を見たって事で。
うん、日頃はしないお下品な内容だけども楽しかった←