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いつもと、違う声。



「230ちゃ〜ん(^^)」


って、聞こえた。

確かに。

私を呼ぶ声。


何年も、何年も聞いてなかった。
顔を思い浮かべるだけで、聞こえるなんて。

記憶の中の声を探した時の、頭の中のリプレイじゃない。

耳を通さず、脳に直接届くような、柔らかい呼び声。



知ってる。

会うのが嬉しそうに、いつも呼んでくれた。
もらったたくさんのお洋服も、
触ると少しひんやりする骨ばった手も、
人さし指にはめてた華奢なパールの指輪も。

大好きで、でも距離を詰められなかった。

おばあちゃん。

あの頃と同じように
呼んでくれてありがとう。

私の気のせいでも、すごく嬉しかった。
でも、同時に沢山後悔してる。

今更遅いかもしれないけど、
今からすぐに、会いにいくから。


大好きなものを、教えるときの気持ちってなんか複雑。



「嫉妬心」


きっと万人が、抱いたことがある感情なのではないでしょうか。
その大小は違えども、
大人も、子供も、男も女も。
(私の周りは特にすごいひとばっかり笑)

あの胸の重くなる感覚は、何歳になっても慣れないままだと思う。

私は蛇の暦に生まれた女だから尚更かも。

自覚はあるけど、なおそうとは思わない。
むしろ女の嫉妬なんて、笑って許してくれる人が、たくさん増えるべきだわ!笑



今日は、昼ごはん食べてから、
ひとつの本を読みきって、(かれこれ7週目くらい笑)
いい加減ブログ放置しすぎたなって、思い立って更新。


頭の文章からは少し逸れるけど、今回の記事も読書感想文。


同じ周波数のひとも、ただよったひとも、時間つぶしに役立てるといいな。





毎度唐突ですが、

私は、児童文庫が好き。
そんな内容で以前記事を書いたとおり、
このひっっっっさびさの休暇もかじりついてました。飽きもせずに。
(デートにでも行けって友達には言われた。いいじゃんね。)

これから紹介する人も、
子ども心に考えさせてくれる文章を綴る著者の一人。


「高橋菜穂子」さん。


たくさん考えて、吸収できるこども時代に
この人の本に出会えたのは、わたしとても幸せだと思う。

それくらい大好きな本を、世界観をもっているひと。
写真だとただのおばさ(ry…なんだけど笑


代表作は、
「精霊の守り人」をはじめとする、守り人シリーズ
「獣の奏者」
が、有名なのではないでしょうか。アニメにもなってるし。

著者の本の中でも、個人的に一押しなのが、

「狐笛のかなた」

っていう、シリーズモノではない、一冊で完結するこの本。

今日読んでたのはこの本。

はじめは、中学生時代?位にハードカバーの表紙に惹かれて。

春の野を駆け回るこんこんお(狐)が印象的な表紙。

夢中で読んだテスト前のあの夏の日が懐かしい。
その後、引越しの際
親が誤ってブックオフに売っちゃったのに、結構ショック受けてたっけ。

社会人になって、たまたま文庫版を見つけて即決で買った。時間はたぶん30秒ぐらいだったと思う笑
お店にはいって30秒で買った。
そのあともともとの用事で買いに来たものまたレジにならんで買った(痛

表紙の絵は、ぶっちゃけハードカバーのが好きだけど、こちらは幻想的になってる。淡い青がきれい。そして安い。

内容は、私には少し切なく感じました。後くされ感はないよ。

一番は主人公二人の、恋の在り方が。
そして、大人になるにつれて、その影響が大きくなっていく「地位」ってものにも考えさせられたし、
人に課せられた運命、そう自分たちだけでは解決できない大きな問題 とかも。

読んだ後も、喜びの中に、少し憂いを、
私は感じました。

続編…はいいけど、映像で見てみたい。そう強く思う本。
守り人の絵描きさん、この本の登場人物も書いてみてくれないかな笑



話題で著者さんをお題として選んでしまったけど、
この人のほかの作品も、いずれまたご紹介したいと思います。


大好きな作家さんを、同じく愛してくれているひとへ。


だって、好きなものが有名になってくの、なんかやなんだもん笑(こどもか!)




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