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久し振りだね

ホントウノワタシ。

久方ぶりです
こんな自分も久方ぶり
夏休み中はずっとバイトで
忙しくて忙しくて
それでこんな私を忘れてました
そう、本当に忘れていたのです
体も
心も
主治医が吃驚するくらい
私は健康になったのです
なった、つもりでした
薬を飲まなくても
普通に
健康的に
健全的に
そんな
普通の人の生活を
過ごしている
過ごせるようになった
”つもり”でした
実際は
実のところは
全くそうではなかったようです
その証拠に
部屋は今までにないくらい荒れ果て
お金は使いすぎ
ご飯は食べ吐き
そんな自分から目を逸らしていただけ
ただそれだけの事だったようです
それならば
ずっと逸らせればよかったのに
やはり暇(いとま)はいけませんね
暇は死すべき運命にあるという人間の本来の不幸を思い出させる
と授業で習いましたが
私の場合
自分は普通の人間とは違うという現実
を思い出させるようです
今日は
暗い部屋に引き篭って
ひたすらに食べ吐きを繰り返しています


嗚呼、
元気だった自分はどこにいったのか
あの毎日快活に動いていた過ごしていた自分は
本当は自分ではなかったのか
違う
きっとただ単に
もう一人の不健康な自分を
おいてけぼりにして
走り続けて
走り続けて
疲れて
立ち止まって
そしたら
後ろから鳴き声が聞こえるんだ
そうやって振り向いたら
不健康な自分が
そこにいて
追いつかれてしまって
疲れた健康な自分も
引きずられて
そうやって
気づいたら
健康なんていなくなってしまったのだろう
ただ、それだけのこと
元の自分に戻っただけのこと
なのに
どうして
どうしてこんなにも
絶望しているのだろうか
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