泣きたいくらいの衝動と
自分を傷つけたい衝動で

何をしていいのかわからなくなった。

僕がいなければ君は自由に生きられる。
僕がいるから君には制限がかけられる。

心臓が締め付けられたから、
耳を塞いで
目を瞑って
僕の世界に閉じこもるしかなかった。

ただ許せなかった。
ふと現れたと思ったら、
僕から君が奪われそうになって、
僕はまた独りになる。
そんな不安が僕の全身を包んだ。

みんなが嘲笑ってる。

膝を抱えた僕を見て、
満足そうな笑みを浮かべてる。

君は独りにならない。
でも僕は独りだ。

君が僕から目を背けたら、
全てが消えてしまう。

得意の作り笑いで誤魔化すこともできない。
君の前では小さな嘘はつけない。

だから見つめ続けて。
僕がもう大丈夫だよって言えるまで。