Sentimentalism

何度も同じことの繰り返し。

期待しても無駄だと
気づいたはずなのに。
気づいてるはずなのに。

だめだめ、本気にしちゃ。

これっぽっちも
実現しようとなんて
きっと、思ってないんだから。

ちがうなぁ。
わたしが、こんなに
どきどきしてわくわくして
そわそわしてるなんて
これっぽっちも思ってないんだろうな。

年賀状だって
ファックスだって
結局くれなかったじゃない。

デートには連れていってくれたけど。

電話なんて、くるはずがない。


笑っちゃう、知ってるじゃない。





昨日、村上春樹の
『羊をめぐる冒険』を読み終えた。

なんだか、すごく泣けました。

本当に、行ってこれた。

生きているうちに、もう１回ここに来る。

そう思ったのは、16才？17才？のとき。
たぶん、ただの憧れとか
夢とかその程度だった。

でも、働くようになって、
友達が旅をしていたりするのを見聞きして、
よし。20代のうちに行くぞ。
って、ちょっとだけ現実味を帯びた。

2014年の１月から、貯金を始めた。
１ヶ月１万円。
ボーナスの月は、ちょっと多めに。

気づいたら、
目標だった20代が終わってしまうじゃない！
今年の夏、行くしかない！

そう決めて、
初めは、ほんのすこしの友達に相談して
色々アドバイスもらって、
見通しがたってきてから
いろんな人に打ち明け？て
またたくさんアドバイスもらって。

長くなりますね(笑)


行ってみた感想は、
やってみよう、やってみたい、と思ったことは
やった方がいいな、と。

航空券だって、
最初は友達に買ってもらった。
英語だって信じられないくらいしゃべれない。

でも、ホテルの予約もできたし
飛行機の乗り継ぎもできたし
電車やバスの時間調べて
切符買って乗れたし
行きたかったところ(今回のメインはふたつ)
ちゃんと行けた。

海外旅行した友達、
海外に住んでる友達は、
口を揃えて『意外と何とかなるよ』と言ってた。

ほんとかもしれない、と思った。

ただ、もっといろんな知識があれば
もっと言葉を話せれば
わたしがもっと積極的になれれば
きっと、もっとたくさんのものを
得られたんじゃないかとも思う。

だけど、
なんにもわからないからこそ、
身ぶり手振りで、
ほかの人のやり方見て、
拙いながらも聞いて。

友達が言ってた
『ツアーで行って日本語で、バス乗りますよ〜、降りますよ〜、ここが◯◯ですよ〜、△時に集合ですよ〜、って見てくるより絶対いいよ』
っていうのは、本当にその通りだった。

はじめてのおつかい、じゃないけど
なんだ自分もそれなりにできるじゃん
という、達成感と自信。

ふふふ(笑)

道を歩くとき
日本語でひとりごと言いまくってた。

聞かれてもわかんないだろうから、って。

逆に、周りの人が
怒ったり笑ったりしてても
なにしゃべってるかわかんないから、
周りの全てがBGMのようだった。

心地良かった。

誰が仕事の話して、
誰が友達の悪口言って、
誰が恋の話して、
誰が面白かったテレビの話して、
誰が悲しかったことを言っているのか

日本語でぜーんぶ
聞きたくても聞きたくなくても
入ってきちゃう世界から遠ざかったのが
何か良かった。


景色も本当に素敵だったし
町を歩く人も
心なしか日本よりもゆるやかな気がした。

だけど、
日本のきめ細やかさや心配りや
おもてなしのそういう素晴らしいところにも
たくさん気づけた。

安易に、外国に住みたーい！て
言えないなぁ、と思った。

けど、またすぐどっか行きたい気持ち！
貯金しなきゃ(笑)

ひとり旅はハマるよ、っていうのも
本当なんだね、


今回のメインは、
ポーランドのアウシュビッツと
リトアニアの十字架の丘でした。

なんか書きたいけど
なにも書かずにいたら、
月日は流れて
もう８月になっていましたね。


この夏は、20代最後の夏。

ずっと夢見ていた大冒険に
これから出かけます。


行きたい、絶対行く、
と言ってはいたものの
まさか本当に
自分が行く決意をするとは。

自分で自分に拍手！(笑)


色んなものを見て聞いて
感じて考えて
どっさりお土産を得て
帰ってきたいと思います。